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高級腕時計のメカニズムも3Dプリントで作れる時代が来た

ギズモード・ジャパン 8月30日(火)20時10分配信

正確な時を刻むスイス時計などの、高級時計のメカニズムがダウンロード可能に。

多くの時計メーカーが新たな多機能ウォッチを開発しようと模索するなか、1800年ごろに発明され、今でも高級機械式時計で採用されている「トゥールビヨン」が3Dプリンターで作れるようになりました。トゥールビヨンが3Dプリントできるのは世界初の出来事...ではなく、じつは以前にも同様の腕時計は登場しているのですが、今回のAdam Wrigleyさんによるクリエーションは、さらに精巧なデザインになっていますよ。

フランス語で「渦巻き」を意味するトゥールビヨンは、220年以上前に時計職人のアブラアム=ルイ・ブレゲさんが開発したもの。トゥールビヨンが正確に時を刻むからくりは、時計の脱進機と、機械式時計の心臓部分であるテン輪をコンスタントに回転させる3軸のメカニズムで、重力の影響を阻止しながら、ズレを補正するためです。

動画はこちら:https://youtu.be/zdR57-fh0Fo

もともと高額な腕時計に組み込まれている複雑な機構のトゥールビヨンですが、AdamさんがThingiverseで公開した3Dプリント用ファイルは、誰でもダウンロード可能。小さな99個のパーツを組み立てて行きます。

しかし、これによって安価に時計を作れるようになるのかというと、まだ難しいようです。多くの3Dプリンタは細かいパーツを正確に生産できないであろうと米Gizmodo記者は指摘しているように、まだ実用化には課題がありますね。ただ、Thingiverseのコメント欄では「ダウンロードしたけどココの部分がわからない」なんていう具体的な質問があがっており、すでにプリントを試している人が居るようです。今後、3Dプリントの技術やサポートの体制がもっと良くなれば、複雑な時計を自分で作れる日が来るかもしれないですね。

スイスのオールドスクールな高級腕時計のメカニズムに興味のある人は、是非この機会にチャレンジしてみてください。

source: Thigiverse via TechCrunch

Andrew Liszewski - Gizmodo US [原文]

(Rina Fukazu)

最終更新:8月30日(火)20時10分

ギズモード・ジャパン