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建設地は「双葉・中野地区」 震災記録施設、復興状況など伝える

福島民友新聞 8月30日(火)11時1分配信

 県は29日、県庁で新生ふくしま復興推進本部会議を開き、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の記録と教訓を後世に伝えるアーカイブ拠点施設(震災記録施設)を双葉町中野地区に建設することを決めた。同町と浪江町の沿岸部に整備する復興祈念公園の中核となる「国営追悼・祈念施設」(仮称)については、浪江町側に設置するよう国に要望する。

 アーカイブ拠点施設を巡っては、双葉町を含む3市町から設置要望があり、県が整備場所の選定を進めていた。建設予定地は福島第1原発から約4キロ北の避難指示解除準備区域で、復興祈念公園予定地の西側に隣接する。

 世界で初めての複合災害の記録や、廃炉作業を含む復興状況を伝える拠点という同施設の特性を踏まえ、第1原発の立地町で全町避難が続く双葉町への建設を決めた。

 同施設は県が設置、運営し、東京五輪・パラリンピックが開かれる2020(平成32)年の完成を目指す。県は、国が建設費や運営費を負担するよう求めており、同日公表された復興庁の17年度予算概算要求に、国の財政支援で同施設を整備する方針が初めて盛り込まれた。

 浪江町側の国営追悼・祈念施設には、鎮魂のための広場や丘が整備される。国は、同施設を含む復興祈念公園について20年に一部開所を目指している。県は、津波被害が甚大で、被災地が一望できることなどを理由に、浪江町側への施設設置を国に要望することを決めた。

福島民友新聞

最終更新:8月30日(火)11時1分

福島民友新聞