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クリマサリ「当たり年」 平塚・大野地区で出荷始まる

カナロコ by 神奈川新聞 8月30日(火)17時16分配信

 県内でも平塚市内で主に栽培されるサツマイモ「クリマサリ」の出荷が29日、平塚市東真土のJA湘南大野支所で始まった。名前の通り「クリに勝る」まろやかな甘みが特長だが出荷量が少なく、製菓会社と納入する契約をしているため多くは市場に出回らない「幻の芋」だ。

 クリマサリは市内では水はけが良い砂質の土壌で条件が適した大野地区が一大産地だった。全盛の1970年ごろには64ヘクタールで栽培するなどしていたが急激な宅地化で農地が減少、ベニアズマなど他品種が主流になってきたことも影響し、現在では27軒が計2ヘクタールで栽培。今年は約15トンほどの出荷を見込んでいる。

 JA湘南甘藷部会の笹尾廣巳部会長(68)は「今年は当たり年ではないか。例年8月の日照りで葉などが乾燥してしまうが、雨がほどよく降って実も充実、収穫量も多くなりそう」と話し、ふかし芋や天ぷらで味わうことを勧める。

 JA湘南大型農産物直売所「あさつゆ広場」(同市寺田縄)や市内スーパーなどで販売する。問い合わせは、同広場電話0463(59)8304。

最終更新:8月30日(火)17時32分

カナロコ by 神奈川新聞