ここから本文です

農家に恵みの雨 ダムも回復

紀伊民報 8月30日(火)16時35分配信

 台風10号の影響で29日、和歌山県南部でも大雨洪水警報が出るなどまとまった雨が降り、日照り続きに悩んでいた農家にとっては恵みの雨となった。農業用水を供給する、みなべ町東神野川の島ノ瀬ダムでも貯水率が回復した。

 JA紀州みなべ営農販売センターによると、同町谷口に設置している気象ロボットのデータで29日は53・5ミリの降雨があった。まとまった雨が降るのは7月9日の128・5ミリ以来。8月(1~29日)の雨量は昨年が計179ミリだったのに対し、今年は66ミリにとどまっている。

 同センターは「水田転換やパイロットなど、根が浅かったり保水力がなかったりする梅畑では、葉が黄色くなったり落ちたりして木が弱っていたので、恵みの雨になった」と話す。同町西岩代の梅農家(67)も「散水していても、場所によっては葉が落ちる所もあったので、まず一息というところ」と安心した様子だった。

 みなべ町や田辺市の田畑に農業用水を供給する、同町の島ノ瀬ダム(有効貯水量248万トン)は貯水率が、29日午前11時時点で36%まで下がっていたが、30日午前9時には41・5%まで回復した。30日に、9月10日から送水を停止することを発表する予定だったが、いったん延期となった。

最終更新:8月30日(火)16時35分

紀伊民報