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みこし製造最後の秋 松山の老舗、職人高齢化

愛媛新聞ONLINE 8月30日(火)8時26分配信

 地域の祭りを華やかに彩るみこしを長年にわたって作り続け、「あべみこし」として親しまれている老舗「阿部神仏具店」(愛媛県松山市勝山町1丁目)が、今秋限りでみこし製造を休止することになった。職人の高齢化などが理由で、地域や顧客へ感謝の思いを込め最後の製造に力を注いでいる。
 店も正確な創業時期を把握していないが、100年は超える老舗。職人が大工や彫金、塗りなどの工程をすべて手作業で行い、北海道から長崎県まで各地のみこしを受注してきた。直近の約50年に手掛けたみこしは800台を超える。経験豊富な職人が70代をすぎ、後継者不足が浮き彫りになる中で、顧客に迷惑を掛けないうちにと苦渋の決断を下したという。

愛媛新聞社

最終更新:8月30日(火)8時26分

愛媛新聞ONLINE