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ドル102円前半、米早期利上げ期待が支え-FRB副議長発言を見極め

Bloomberg 8月30日(火)10時18分配信

30日の東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=102円台前半で推移。週末に発表される米雇用統計の結果次第では早期利上げ期待が強まる可能性があり、ドルは底堅い展開となった。

午後3時現在のドル・円相場は102円17銭。ドルは朝方に付けた2営業日ぶり安値の101円76銭から、一時102円24銭まで値を戻す場面もあった。

外為どっとコム総研の神田卓也取締役調査部長は、「米雇用統計次第では9月利上げの可能性もあることを意識してドルを売り込みにくい」と指摘。その上で、「雇用統計がそんなに悪くはなさそうだという見方ができるにしても、決め打ちは難しい」と言い、「101円台ならドルを買ってもいいけど、102円台半ばを買い上げる動きにはなりにくい」と話す。

この日の米国時間には、連邦準備制度理事会(FRB)のフィッシャー副議長がブルームバーグ・テレビのインタビューに応じる。同副議長は前週末のCNBCとのインタビューで、FRBウォッチャーらは9月、場合によって年内2回のそのような行動を見込むべきかとの質問に対し、「本日の議長発言はあなたの質問の両方に『イエス』と答えることと整合的だった」と述べた。

外為どっとコムの神田氏は、「前週末の発言の真意というところが最も注目される」とし、「あれ以上の手掛かりは出てこないと思う」と指摘。「前言撤回しなければ、あまり大きなインパクトにならない」とし、経済指標の方が注目材料だと言う。

29日の米国債相場は上昇。イエレンFRB議長の講演を通過し、焦点が9月2日に発表される米雇用統計に移行する中、金融政策の見通しに敏感な2年債の利回りは一時0.85%程度と、6月3日以来の高水準を付けたが、結局、前週末比4ベーシスポイント(bp)低下の0.81%で取引を終えた。

菅義偉官房長官は30日、都内で開かれたイベントで講演し、過度な市場の動きに断固として対応できる動きを取っていると述べた。

また、浜田宏一内閣官房参与は円相場の上昇に歯止めをかけるために、財務省が外国為替市場に果敢に介入すべきだと述べた。29日付の論説がオピニオンページ「プロジェクト・シンジケート」のウェブサイトに掲載された。

Kazumi Miura

最終更新:8月30日(火)15時0分

Bloomberg

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