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冬は4時に日が沈む米ボストン、若者の流出阻止へ斬新なアイデア

Bloomberg 8月30日(火)12時37分配信

米国の東海岸の全ての主要都市の中で最北部かつ最東部に位置するボストン。このため、冬になるといつもちょっとした問題が起きる。12月の大半は、飲食店がアルコール類を割引価格で提供するハッピーアワーよりもずっと前に日が沈んでしまうことだ。

ボストンのあるマサチューセッツ州は、これに対して対策を取る可能性があるようだ。ベイカー州知事は最近、同州を別のタイムゾーンに移行させることの是非について調査を指示する法案に署名した。このタイムゾーン移行のアイデアを提案したのは、マサチューセッツ州から大卒者が流出していることを懸念する同州クインシーに住むトム・エムズワイラーさんだ。昨年12月9日のボストンの日没時間は午後4時11分だった。

ボストンでは昼食から3時間程度で暗くなることもあり、確かに若者からは不満の声が上がっている。数学と経済を専攻するボストン大学3年生のサヒル・バイワラさん(21)は「窓から外を見ると日が暮れている。そうなると家に帰って夕食を作り、寝ることしか考えられなくなる」と話す。

バイワラさんのような人がシリコンバレーに流出するのを阻止するため、エムズワイラーさんは、カナダやカリブ海諸国、南米の一部をカバーする大西洋時間帯にマサチューセッツ州を移行させ、夏時間を廃止すべきだと主張する。これにより11月から3月までは今より日没時間が1時間遅くなり、冬の厳しさも少しは和らぐことが見込まれる。

医療管理者のエムズワイラーさん(36)は、最初に地元紙ボストン・グローブの論説でタイムゾーンの移行を提案。これに対して読者からは多くの熱心な反応があったという。

エムズワイラーさんはブルームバーグ・ラジオで、「われわれはニューヨークやカリフォルニアなどと人材獲得競争をしている。午後4時に暗くて寒く、外に楽しみが全くない中で日が暮れるのを避けられれば、事態は若干好転するだろう」と語った。

原題:Winter’s Hated 4 P.M. Sunsets May Become Thing of Past in Boston(抜粋)

最終段落にコメントを追加して更新します.

Tom Moroney, Anne Mostue

最終更新:8月30日(火)13時55分

Bloomberg