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英EU離脱決定で英企業に早くも打撃、為替デリバティブ焦げ付く

Bloomberg 8月30日(火)16時12分配信

多様な金融サービスを提供する英TTTマネーコープは8年間、英国でポーランド製食品を輸入するベスト・フーズの財務責任者ダリウシュ・スフィツキ氏をディナーやサッカーの試合に定期的に招待し、複雑な為替デリバティブ商品を売り付けていた。

しかし、英ポンドがポーランド・ズロチに対して急落し始めたことから、これらの商品が焦げ付いている。スフィツキ氏の勤務するベスト・フーズは、1カ月当たり数万ポンドのコストが発生し始めたことを先月、裁判文書で明らかにした。英国が欧州連合(EU)離脱に備える中、この種の複雑な金融商品の焦げ付きが急増している。

ブローカーのエイフェックス・マーケッツが2015年に実施した調査では、英国の中小企業全体の約4分の1が為替リスク管理でヘッジ手段を日常的に利用していることが判明した。これらの商品の多くは高レバレッジで、大幅な為替変動に見舞われた企業の損失が拡大する恐れがある。

英国のEU離脱決定を受けてポンドが12%下落して以来、業者に言いくるめられて同様の難解な商品を買わされたと訴える企業からの問い合わせが弁護士の元に殺到しており、英企業は既に、将来のEU離脱で見込まれる逆風に身構えている。ベスト・フーズと同様、これらの企業の多くは、十分に理解しない商品を適切なリスク説明もないまま買うよう圧力を受けたと主張している。ベスト・フーズとマネーコープは今年、法廷外で和解しており、いずれもこの記事へのコメントを控えた。

原題:Brexit Blows Up Currency Derivatives Sold to U.K. Businesses(抜粋)

Liam Vaughan

最終更新:8月30日(火)16時12分

Bloomberg

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