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ハマの番長が語った“引き際の美学”「先発できなくなったら辞めるつもり」

東スポWeb 8月31日(水)5時34分配信

「ハマの番長」は、このまま終わってしまうのか。日本球界最年長となったDeNA・三浦大輔投手(42)を独占直撃。兼任コーチ就任3年目の今季の登板数はわずか1試合で、ノックバットを持つ姿も板についてきた。周囲の関心が引退のタイミングへと移っている今、その胸中にあるものは…。

 ――ちょっと取材を

 三浦:えっ、俺に聞くことなんてないやろ(笑い)。

 ――いやいや、お願いします。兼任コーチとして3年目。投手、指導者として学んだことは

 三浦:人に教えることは難しいことやけど、まず、よく「見る」ようになったよね。投球フォームや「もう少しこうすれば」「調子悪いところは、これやな」とか。逆に俺も自分のフォームを見直すことができるし、それを自分も取り組んでみて、良けりゃ続けていくと。自分にも参考になるっていうね。

 ――コーチとして成長を感じたところは

 三浦:段階を追って感じる。1年目は肩書つけることでグラウンドで話しやすく、遠慮なく教えてくれって(高田)GMに言われて。今までコーチがいるから気を使っていた部分があったけど、話もしやすくなった。去年はファームにいたことで、選手が一軍を目指して努力する姿勢や気持ちも見させてもらった。今年は一軍遠征にも帯同させてもらって、選手のときには入れなかったコーチミーティングに入らせてもらった。首脳陣の、選手には見せない気持ちとか、そういうのも勉強させてもらった。

 ――一方で投手としては、わずか1試合。恵まれない状況だが

 三浦:ファームで打たれているから(苦笑い)。単純なことだよ。若手が頑張っていることもあるしさ。俺も打たれているってのもあるし、総合的なもんだよ。

 ――肉体的な衰えも、さらに進行しているのでは

 三浦:それは毎年あるよ。もう30代半ばから、ずっとある。だから、こうやって練習するんだよ。球場に来る時間も(年々)早くなって、準備する時間がどんどん長くなっている。でも、マウンドに上がったら関係ない。上がるための準備をしっかりしないといけない。動けなくなってきたっていうのは感じているよ。だから時間をかけて準備してから全体練習に入る。

 ――自身の生命線でもある、ボールのキレも出づらいのか

 三浦:いや、出てるときもあるからね。それは問題ない。42歳になってチャンスが少なくなるのは当然。で、(一軍に)上がった1試合が悪くて次の出番をなかなかもらえないのも当然。じゃ今度は何かっていうたら、次呼ばれるように、ちゃんと準備する。今はその段階だよ。

 ――気になるのは引退

 三浦:引退ってのは前から頭にあるよ。30代後半から、ずーっと毎年。でも、もうそれは、しょうがないやん。40歳超えたら、もう今年になるか、3年後、5年後になるかもしれんへんし…。分からへんって。

 ――球団の功労者だけに、辞めるタイミングは自身に委ねられているのでは

 三浦:そんなことは言われてないし、そんな話はしていない! あっても言わない(笑い)。

 ――でも引き際の美学はあると思うが

 三浦:先発ができなくなったら辞めるつもりではいる。ここ何年か、ブルペンで中継ぎの大変さを見たりしているけど、俺にはできないし、そういう体はつくれない。やっぱり先発でやってきたプライドもあるし、こだわりもあるからね。

 ――山本昌氏(元中日)は50歳まで現役を続けた。できるだけ長くやるという、年齢的なモチベーションは

 三浦:(周囲からも)そういうことを言われたりして、ありがたいけど…。でも俺、昌さんじゃないし、俺は三浦大輔だから。三浦大輔なりに一生懸命やろうと。それだけだよ。この1年をどうするか…。簡単なことだよ。

 ――だからこそ今季初勝利、お願いします

 三浦:だから一生懸命、しんどい練習してるやないか!(笑い)

最終更新:8月31日(水)5時49分

東スポWeb