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過去ボルトにもあったバトン騒動 銀バトン公式オークション騒動の顛末

THE PAGE 8月31日(水)15時43分配信

 リオ五輪の公式サイトのオークションに陸上男子400mリレーで、日本がトラック競技として88年ぶりに銀メダルを獲得した記念のバトンが出品されている問題をTHE PAGEが報じてから、この問題が大騒動に発展した。陸連サイドは、リオ五輪の大会運営本部から譲渡されて、持ち帰ったバトンが決勝レースで使用された“本物”であると主張、国際陸連を通じて大会組織委員会に連絡を取って確認まで行った。

 その作業が水面下で行われている最中に、当初、3万円程度だった入札額が約300万円にまで高騰。あげくの果てにオークションの出品が取り消された。この日までに、THE PAGEが、このオークションを実質的に運営しているカナダの「pursuit3group」という会社に取材したところ、担当者は、日本の400mリレーの決勝で使用されたバトンが、日本に持ち帰られているのにかかわらず、公式オークションにも出品されていて、現在、出品が取り消されたという問題を把握しており、「まもなく、この問題に関しての何らかの正式な声明や発表などを行う」と話した。

 おそらく「決勝で使用したバトン」と説明して出品したバトンは、予備のバトンで運営側の確認ミスだったことを説明、謝罪すると見られるが、入札したユーザーや、なにしろ偽バトン騒動で振り回された陸連、リレー関係者にとっては大迷惑だっただろう。

 8月8日にプレスリリースされた公式オークションに関する資料によると「pursuit3group」という会社は、スポーツイベントにおけるプレミアムアイテムを取り扱ってきていて、今回は米国のスノー・コマースLLCと、カナダのコマース・ダイナミクスとパートナー契約を結んだ上で、公式オークションを開設した。同3社のパートナーシップは、2012年ロンドン五輪の公式オークションや 2015年のラグビーワールドカップでのオンラインでの物品販売を行ってきた実績がある。
 
 リオ五輪の公式オークションでは、ウェブサイトに「全てのアイテムは、リオ五輪組織委員会から直接に出ているもので、ホログラムと証明書がつけられている」と、偽物でないことを謳っていた。だが、日本に持ち帰られたバトンが決勝レースで使用されたもので、オークションに出されたものが予備のバトンだとすれば、入札者に正確な情報を提供しなかったという点での批判は免れない。売り上げがリオ五輪の運営費に充てられるだけになおさら、この不透明さはいただけない。

 そして、不思議なことに当初、ウサイン・ボルトをアンカーに3連覇を達成したジャマイカチームの400mリレーでの金メダルバトンも出品されていたが、日本のバトンが取り消されると同時にこのバトンの出品も締め切りを前に削除されている。ひょっとすると、ジャマイカチームもまたバトンを持ち帰っていたのかもしれない。
   

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最終更新:8月31日(水)22時42分

THE PAGE

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。