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意外と知らない「電子基準点」設置小中高は600点、国土地理院出前授業

リセマム 8月31日(水)12時15分配信

 国土地理院は広報・教育両面からの将来の技術者づくりを目的として、電子基準点が設置されている全国の学校で出前授業を実施している。また、国土地理院の業務や「測量・地図」などに関する出前講座も実施している。

出前講座一覧(一部・平成28年4月1日時点)

 国土地理院はGNSS(Global Navigation Satellite System/全球測位衛星システム)を利用し、さまざまな事業やサービスを提供している。GNSS連続観測システムは、全国約1,300か所に設置された電子基準点と、GEONET中央局(茨城県つくば市)からなる、高密度かつ高精度な測量網の構築と、広域の地殻変動の監視を行っている。

 広報活動を強化するためのリーディング・プロジェクトの一環として、電子基準点が設置されている全国の学校で、電子基準点の維持やそのほかの仕事で対象の学校もしくはその近くを訪問する際に、電子基準点の役割や測量・地理空間情報の大切さを児童・生徒に伝える出前授業を実施している。平成27年12月時点で電子基準点全1,300点のうち、全国の小学校、中学校、高校に設置されている電子基準点は約600点。この取組みは広報・教育両面から、将来の技術者づくりの役割を担う。

 さらに国土地理院では、学校や団体を対象とした出前講座を実施している。「地図と私たち」の講座では、測量や地図が私たちの生活の中でどのように関わっているかを紹介する。ほかにも、人工衛星画像を利用した地図作成や、最新観測技術による観測成果から、大地震を引き起こす断層の動きや火山噴火につながるマグマの蓄積などを捉える研究解析の紹介など、全20講座(平成28年4月1日時点)を実施している。

 出前講座の申込方法について、「出前講座一覧」から希望するテーマを選び、「講師派遣申込書」に必要事項を記入のうえ、FAXまたは問合わせフォームより講座開始日の1か月前までに申し込む。講義時間は、原則として通常の勤務時間(平日午前8時30分~午後5時)の範囲内で、質問応答を含めて概ね2時間以内。講演料は無料。詳細は、国土地理院のWebサイトで確認できる。

《リセマム 外岡紘代》

最終更新:8月31日(水)12時15分

リセマム