ここから本文です

名古屋の河村市長、派手すぎるシャツの理由 叱られても年中通し「ちゃんと自分で買っています」

withnews 9月1日(木)7時0分配信

 「どえりゃー」「応援してちょうよ」などと、強烈な名古屋弁で知られる河村たかし名古屋市長。夏はいつも白や青のシャツを着ているのですが、これはアロハシャツ? それとも、かりゆしウェア? とよく尋ねられます。会合の席では「派手なシャツを着てきた」と叱られることもあるそうですが、それでも貫く理由とは?

【画像】名古屋といえば…美し過ぎる「コスプレイヤー」 男装・艦これ・初音ミク…

名古屋名物の「有松絞」

 河村市長愛用のシャツは、名古屋名物の「有松絞」です。手作りで値は張りますが、露出効果か、徐々に人気が出ています。

 正式には「有松・鳴海絞」として国の伝統的工芸品に指定されており、名古屋市緑区の有松地区は一大産地。江戸時代に旧東海道で人気の土産品となったのが始まりで、400年の歴史を持ちます。糸で縫ったり、くくったりするなど技法の多さが特徴で、染料に浸すことで模様を作ります。

この夏のお気に入りは「むらくも絞り」

 8月末の定例会見で河村氏が着ていたシャツは青い筋の中に白地が残り、巻雲の広がる空のような模様。この夏のお気に入りだった「むらくも絞り」です。着心地は「毎日着ていますけど、非常にさらさらしていて気持ち良いですよ」。

 河村氏が有松絞のシャツを「ユニホーム」にしたのは、2009年の就任直後。絞職人らでつくる愛知県絞工業組合から贈られたのがきっかけでした。当初はクールビズとして夏だけでしたが、今ではシャツは長袖・半袖計20枚、ネクタイも20本ほど所有。慶弔以外は年中ほぼ着て通します。ちなみに「もらい物もあるが、ちゃんと自分で買っています」と強調しています。

「派手なシャツを着てきた」叱られる

 会合の席で「派手なシャツを着てきた」と叱られ、有松絞と説明してようやく理解してもらえたこともあるそう。河村氏は「絞は有松の宝の一つ。もっと市民が応援しないといかんわ」。てこ入れの狙いを語ります。

 河村氏の言うように、肌触りが心地よい有松絞。けれども手仕事のため決して安くはありません。シャツは通常1万円以上。浴衣だと仕立て代込みで10万円近くから。有松絞商工協同組合によると、PR効果か、女性用のイメージがある中で男性用シャツの売り上げも最近伸びているといい、河村氏の自慢の一つです。

1/2ページ

最終更新:9月1日(木)7時0分

withnews