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目先的な為替動向に振らされながらも基調は強含み

ZUU online 8/31(水) 8:10配信

台風一過ということで久しぶりに朝から晴れた感じですが、今日は8月最後ということでもあり、さすがに夜明けも遅くなって来ました。株式市場は日銀のETF(上場投資信託)買い期待から底堅さが見られ、米国の利上げも今回はドル高=円安ということで好感された格好となっています。

従来から本当であれば、米国が利上げをするということは円安に振れ、そして日本でも好感されても良かったはずなのですが、昨年8月や今年の初めのように米国の利上げが取りざたされると円高に振れて売られるというようなことが繰り返されていました。ようやく正常となったということでしょうが、ここからは米国株も利上げを「好感して」買われるということでもないと、基調は強含みなのでしょうが、いったんは手仕舞い売りも出てきそうです。

本日の日本市場は米国株は軟調ですが、円安を好感して買い先行となりそうです。夜間取引やCME(シカゴ市場)の日経平均先物も堅調となっており、サヤ寄せするように上値を試す動きになるのでしょう。ただ、為替が円高に振れるようであれば、手仕舞い売りもありそうですし、米国の経済指標などを見極めたいという動きも根強く、上値も限られそうです。

17,000円を目指しつつも17,000円を意識するところからは上値も重くなりそうです。一気に抜けるだけの手掛かりにも乏しく、米国の利上げもとりあえずはドル高に反応しているのですが、新興国の景気などに言及があれば、いったん手仕舞い売りに押されることもありそうです。月末高月初安というパターンも考えられ、引き続き16,000円台での動きが続きそうです。

■本日の投資戦略

昨年や今年初めと違い、米国の利上げが素直に円安の要因となっています。まだまだ一時期に比べると、個々の企業の想定に比べると円高水準ではあるのですが、1ドル=100円を割り込んで恐慌的な株式売りにつながるという懸念はかなり薄れているようです。

これまでの米国の利上げが取りざたされた局面とは新興国の状況も違いますし、日銀のETF(上場投資信託)買い期待などもあって売り難さもあり、目先的な為替動向に振らされながらも基調は強含みとなりそうです。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

最終更新:8/31(水) 8:10

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