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『治外法権VOL.6』でDOG inThePWO、BugLug、Blu-BiLLioNが得たもの【れじっちゃう!?/ライブレポート】

M-ON!Press(エムオンプレス) 8月31日(水)12時7分配信

【ライブレポート】
DOG inTheパラレルワールドオーケストラ、BugLug、Blu-BiLLioN
Resistar Records PRESENTS『治外法権VOL.6』
2016年8月26日@Zepp DiverCity(TOKYO)

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BugLugの一聖(vo)が不慮の事故で不在のまま行われた『Resistar Records PRESENTS「治外法権VOL.6」』。3バンドとも様々な想いを胸に、全国を巡り終えてきた彼らのファイナル、Zepp DiverCity(TOKYO)のフロアはすでに熱気で満ちていた。

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■DOG inThePWO、5人が楽しむ姿をより感じられたステージ

幕が開いた瞬間、「お名前呼んで!」という言葉とともに登場したのはDOG inTheパラレルワールドオーケストラ(以下DOG inThePWO)。「7th WONDER」「ミラクルGO!」と、フロア中が拳を上げては上手から下手へと駆けまわり、息つく間もなく激しい曲が投下される。

実はこの終演後、「トップバッターは苦手意識があった」とメイ(b)とミズキ(g)が不安がっていたがそれは杞憂。その後も全員がボーカルをとる「Doggy’s Party!!」や「boomy〓boomy」(〓は白抜きハートが正式表記です)など爆発的に盛り上がる楽曲を次々と聴かせ、とにかくあおり続けた。

この日は力強く今までにない“男らしさ”を魅せてくれた緩菜(ds)、ツインテールを揺らしながら自由なプレイで魅せる準々(g)、自信に満ちた表情でメロディアスな音を鳴らすミズキ(g)、ベースを客席に投げるアクションをしていたずらに微笑むメイ、そして「しっかり暴れてね」とライブを引っ張る春(vo)、5人が楽しむ姿をより感じられた気がする。

改めてこの日感じた彼らの魅力は、ライブを盛り上げるために必要な曲を作り、そこにメッセージを込めて伝えるところ。だからこそ、ワンマン以外のライブでも、多くの人を巻き込み、瞬時に一体化させるのだろう。

最後には数日後から始まる47都道府県ツアーの第1シーズンに向けて、“行ってきます”と宣言。すると「いってらっしゃい!」という歓声を受け、最高の笑顔でステージを後にした。

■Blu-BiLLioNは観ている人を笑顔に、幸せな気持ちにさせてくれる

鮮やかなブルーのサイリウムが灯るなか、登場したBlu-BiLLioN。爽やかなラブソング「with me」で幕を開けると、フロアはどんどん縦に揺れ、「S.O.S.」では全員が同じ振りをする。そのみんなの表情が笑顔で溢れているのが印象的だ。

彼らのライブは、いつも観ている人を笑顔に、幸せな気持ちにさせてくれる。メンバーはもちろん、ミケが本当に楽しそうに、うれしそうに歌うからこそ、フロアに自然と伝わっていくのだろう。

そんなミケ(vo)はMCで、BugLugとDOG inThePWOを尊敬しながらも、「Blu-BiLLioNというこのバンドで、このメンバーとまわれたのが本当にうれしかった。改めて本気でバンドをやろうと再確認をした」と言葉にした。それは純粋な今の気持ち。他のメンバーも笑顔でステージとフロアギリギリまで前のめり、演奏しているあたり、同意なのだろう。

終盤、「Ready?」ではフロアとのコール&レスポンスで思い切り遊び、ラストの「Sincerely yours」では、Seika(ds)を囲み、全員で笑顔でジャンプし、幕を閉じた。

■BugLugが5人で居続けるための、4人での闘い

最後はBugLug。一聖(vo)がいるはずの中央のステージはしっかりと空けたまま、4人がボーカルリレーをしながら「V.S」を歌い上げる。“自分の敵は自分”と自分を戒めるために作ったというこの曲を1曲目に持ってきた彼らは、強い。いや、強くあろうとして攻めているのだろう。

驚くほど伸びの良い将海(ds)の歌声、雰囲気を持つ優(g)の声、高音も歌いきる燕(b)、そして叫びに似た圧倒させる声を持つ一樹(g)。一聖のカリスマ的なボーカルがあるためこれまで披露されることのなかった彼らの歌声は、本当に圧倒的で刺激と驚きに満ちている。

これまで何百回も演奏されてきただろう「ギロチン」も、いつもとは違う、でもあらたな焦燥感と、今だからこそ纏える雰囲気のまま披露。でも、彼らはそれを完成図とはさせず、「力を貸してください!」と声をかけ、演奏に徹し、会場では大合唱が起きているのだ。まるで、一聖が帰ってくる場所はここにあるとしっかりと表明するように。

メンバーそれぞれのMCは驚くほどに共通するものだった。それは、「本当に不安で、正解なんてわからないけど、一聖の戻ってくる場所を作らなくちゃいけないと思った」ということ。「ツアーを重ねるうちに、一聖と一緒にステージに立っているかのようだ」ということも。しゃくりあげて泣くファンの声と、叫び声が重なった「Dream Rush」を歌いきると、優は「一聖の名前を呼んでください! 必ず5人で帰ってくるから!」と叫び、大きく手を伸ばし、その日が来ることを誓った。

■東京SPセッションでは将海の匠のガムテーム技も光る!?

さらに『治外法権』といえば、おなじみのセッション! 将海を中心に、春とミケの3人がボーカル、優とメイがギター、準々がベース、teruがキーボード、宗弥がドラムというメンバーでゆずの「夏色」と将海が衣装まで手がけたT.M.Revolutionの「HOT LIMIT」のカバーで大いに盛り上げ、最後は全員集合しての「Resistar Recordsのテーマ」。

この日、2017年1月7日に『Resistar Records PRESENTS「治外法権-新春だょ全員集合!!2017-」』が開催されることも発表。どんなことがあっても立ち止まらない彼らが、さらにパワーアップした姿を見られることを期待したい。

TEXT BY 吉田可奈

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【SETLIST】
■DOG inTheパラレルワールドオーケストラ
SE.断崖式DDT
01.7thWONDER
02.ミラクルGO!
03.JOY TO THE WORLD
04.Doggy’s Party!!
05.チューリップ中毒
06.boomy♡boomy
07.ココロVIBES
08.エレクトリックパレード
SE.Hot Lemonade

■Blu-BiLLioN
01.with me
02.S.O.S.
03.Aqua
04.この手に在るもの
05.Miss Mermaid
06.Starry Days
07.Radey?
08.Sincerely yours
SE.ハートフラクタル

■BugLug
SE.B.J
01.V.S
02.THE DEAD MAN’S WALKING
03.猿
04.ギロチン
05.H E I S E I O U T S I D E R’ S
06.JUGEMU
07.Dream Rush
SE.ASOVIVA

■東京SPセッション
01. 夏色
02. HOT LIMIT

■大セッション
Resistar Recordsのテーマ

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☆終演直後、下手ギター会の3名に感想を聞いてみることに!

■ミズキ(DOG inTheパラレルワールドオーケストラ)
クラスメイトみたいに、毎日わちゃわちゃ、わいわい楽しく過ごした夏が終わってしまうので寂しいって気持ちが強いです。ただ、それぞれのバンドでさらに力を付けていく時期に入っていくので、成長した3組で新春のステージ、相まみえたいと思います!

■優(BugLug)
本当にいろいろ思うことがあったツアーなんですけど……一聖は感覚や感情でガンガン攻めていくんで、自分たちはそれを支えるために築いていく、って感じのライブがこれまでだったんですけど、今回のツアーで俺たちも感情的に攻めていけばもっと伝えられることはあるんじゃないかなってことに気づきました。3年後、5年後、振り返ったときに、この今の時期を笑って話せるようになっていたいです。すみません、今は真面目なことしか言えないですね(笑)。

■宗弥(Blu-BiLLioN)
僕は下手ギター会の今後を握る、ミズキくんのトーク力について。下手ギター会で映画「シン・ゴジラ」の話題になったんですね。映画を観た優さんが「めちゃくちゃ面白かった。観てないんだったらぜひ観てくれ!」って興奮してまして。僕らふたりは観てなかったんですけど、そこまで言われるとすごい気になるじゃないですか? で、ミズキくんは「背中からビームが出たりとかするんですか!?」って言ったんですけど……コメントがちょっとなと。「ミズキ、それは違うよ?」ってあの優さんがぽろっとこぼしたんですよ。我々はバンドマンでありながらも、社会に貢献していけるようにもなっていかなきゃいけないと日々活動しているので、くだらないネタから政治・経済、いかなる話題にもついていけるようなトーク力を身に付けないといけないわけですよ。それをミズキくんは……(愛あるダメ出しが続く)。これからの僕たちのトークに期待しててください。

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【お知らせ】
本更新を持ちまして「れじっちゃう!?」は最終回を迎えます。
応援してくださった読者の皆様、本当にありがとうございました!
引き続き「M-ON!MUSIC」サイト内にて、DOG inTheパラレルワールドオーケストラ、BugLug、Blu-BiLLioNの記事を掲載していきますのでお楽しみに!!

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【ライブ情報】
Resistar Records PRESENTS『治外法権-新春だょ全員集合!!2017-』
[2017年]
01/07(土)東京・TOKYO DOME CITY HALL
出演:DOG inTheパラレルワールドオーケストラ、BugLug、Blu-BiLLioN、新春特別セッション
弾丸 NO LIMIT、LEZARD、ジャックケイパー

【リリース情報】
2016.6.15 ON SALE
LIVE DVD「Resistar Records PRESENTS『治外法権-新春だょ全員集合!!2016-』」
Resistar Records

最終更新:8月31日(水)12時7分

M-ON!Press(エムオンプレス)

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。