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【英国】英FDI残高、2014年は14%拡大 米・EUの比重大きく

NNA 8月31日(水)9時0分配信

 英政府統計局(ONS)は30日、2014年の対内外国直接投資(FDI)残高が1兆343億ポンドに上り、前年比13.6%増えたと発表した。FDI残高が国内総生産(GDP)に占める割合は63.7%と主要7カ国(G7)の中で最も高く、英国は投資家にとっての魅力が大きい投資先といえそうだ。
 地域別に見ると、最大の投資元国は米国で2,530億ポンドを投資。これにオランダ(1,760億ポンド)、ルクセンブルク(789億ポンド)、フランス(760億ポンド)、ドイツ(501億ポンド)が続く。欧州連合(EU)全体では4,958億ポンドと、対内FDI残高の47.9%を占めている。
 一方、英国企業による対外FDI残高は2011年を境に減少を続けている。2014年は1兆154億ポンドと、前年比0.9%減少した。
 最大の投資先国はやはり米国で2,398億ポンドを投じた。2位はオランダ(1,188億ポンド)、3位はルクセンブルク(1,081億ポンド)で、上位3位は投資元国と同じだった。香港(523億ポンド)やフランス(382億ポンド)への投資も旺盛だった。EU全体では4,042億ポンドと、対外FDI残高の39.8%に上った。
 
 ■FDI件数、昨年度は過去最高
 
 国際貿易省はこの日、2015/16年度(2015年4月~2016年3月)のFDIプロジェクト件数が2,213件と前年度比11%増え、過去最高を記録したと発表した。これらのプロジェクトにより、11万6,000人の雇用が創出・維持されたことになるという。BBC電子版などが伝えた。
 79カ国に上る投資元国のうち、米国は570件と首位に立った。中国とインドはそれぞれ156件、140件でこれに続いた。
 英国のEU離脱決定で、今後の企業の投資をめぐる不透明感は拭えないが、フォックス国際貿易相は「英国がビジネスを行う場所であり続けることを示す素晴らしい結果だ」と歓迎した。

最終更新:8月31日(水)9時0分

NNA