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BettermentとUberが提携 ロボアドで「自営業」の不安を解消

ZUU online 8月31日(水)18時10分配信

ロボアドの先駆けとして知られるBettermentと、配車サービスでおなじみのUberという、少し意外な提携関係が生まれた。

BettermentはUberの運転手にロボアド口座を提供し、普段のお金の管理から老後に備えた投資アドバイスなどを行う。社会保障制度が適用されない自営業者を、少しでも支援することが目的だ。

■中産階級の所得でも「社会保障がない」という不安

シェアリング・エコノミー(共有経済)の広がりが追い風となり、2009年の設立以来、配車サービスエリアが世界488都市に拡大したUber。

既存のタクシーへの不満--「料金をごまかす」「街中で拾いにくく、呼んでも時間通りに現れない」「道を間違っても遠回りになった分の料金を、ちゃっかり請求してくる」――を抱いていた消費者間で瞬く間に浸透。日本にも2014年8月から本格的に進出している。

需要の高まりにともない、Uberで働く運転手も急増。昨年は米国だけでも、現在約33万人がUberの運転手として最低月4回は“勤務”している。

自分の車さえあればウェブサイトから登録後、空き時間を利用して簡単にお金が稼げるという手軽さで、あくまで副業として利用している運転手もいるが、本業として家族を養っているという運転手も多い。

Uberは歩合制で給与が支払われるため、当然ながら所得は乗客を乗せて走行した距離次第ということになる。手数料や燃費などの諸経費を引いた後でも、平均的な2016年の時給は19ドル(約1939円)になるという。

うまく乗客を拾ってフルタイムで稼働すれば月3500ドル(約35万7210円)ほどを稼ぎだせ、米国では中産階級層の所得に該当することになる。

しかしここで問題となるのは、Uberの運転手は正規雇用形態ではなく、あくまで自営業の位置づけという点だ。

米国のような国において、社会保障的な安全ネットが張られていない状況で日々の生活を送るということは、常に不安と背中合わせであるはずだ。

■現在の経済状況から将来設計まで、まとめてサポート

こうしたUber運転手の不安をくみ取り誕生したのが、Bettermentとの提携による新サービスだ。

ロボアドを通した投資アドバイスに定評のある大手Bettermentで、Urber運転手専用のプラットフォームを設け、老後に向けた貯蓄に重点を置いたアドバイスを提供する。

運転手は自分の口座を開設後、現在の経済状況(学生ローンやクレジットカードの借り入れ額から毎月の収入まで)をひとつのプラットフォームで管理し、Bettermentは各運転手の経済状況に見合ったプランを提案するという仕組みだ。

こうすることで月々の支払を滞りなくおさめ、同時にコツコツと貯蓄することが容易になる。

自営業の最大のデメリットとして挙げられることの多い、「老後への不安」を少しでも解消するための、Uber流支援である。

「すべての米運転手が、老後に向けた経済設計を行う権利をもっているはずだ」というのは、Bettermentのジョン・ステインCEOだ。

「ロボアドに抵抗がある運転手もいるのでは」という懸念に対して、Uber運転手がすでにアプリというテクノロジーを日常的に利用していることを挙げ、新サービスが多数のUber運転手に利用されることを期待している。(FinTech online編集部)

最終更新:8月31日(水)18時10分

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