ここから本文です

<リオ五輪>水鳥監督、体操黄金時代再来へ意欲

@S[アットエス] by 静岡新聞 8月31日(水)9時0分配信

 リオデジャネイロ五輪の体操男子団体総合で日本を3大会ぶりの金メダルに導いた水鳥寿思監督(36)=静岡市出身=が30日、静岡市内で報道陣のインタビューに応じた。東京五輪まであと4年を迎え、「東京に向けてさらに期待が高まると思う。次は体操界をどう引っ張っていくかを考えている」と体操ニッポン黄金時代の再来に意欲を見せた。

 選手として金メダルに輝いたアテネ五輪から12年、今回は指揮官として頂点を極めた。「選手の時はうれしい気持ちでいっぱいだったが、今回は単純な喜びというよりは安堵(あんど)感の方が大きい」と語る。

 2012年に男子監督に就任。15年に世界選手権を制し、内村航平、白井健三ら「世界でトップのメンバー」(水鳥監督)で臨んだリオ五輪。4位という不本意な成績で予選を終えた時は「実力的には世界一だと思っていたが、展開次第でメダルすらないところに突き落とされる」と五輪独特の怖さを思い知らされたという。

 予選でミスした技を決勝で省くかどうかコーチ陣と議論になった。「弱気になるよりも選手を信じ、やってきたことを出せば良い」と攻めの姿勢を貫いた。決勝前、「実力はあるのだから、最後は『(メダルを)取りたい』という気持ちで戦えるかどうか。最後まで強い気持ちで戦ってほしい」と語りかけて選手らを送り出した。跳馬や鉄棒で着地を次々と決め、「選手たちが自立し、自分で考えて演技をやり切ったおかげ」と目を細めた。

 「(4年後に)監督として五輪の舞台に立つかは分からない。今大会を評価していただくのであれば光栄なこと」と水鳥監督。「優勝した時の映像を見て、子どもたちが『五輪に出たい』という気持ちになってくれれば」と語った。

 水鳥監督は30日、静岡市役所静岡庁舎に田辺信宏静岡市長を訪ね、全国中学校体操競技選手権大会で団体4位の末広中の生徒の前で、リオの舞台を振り返った。

静岡新聞社

最終更新:8月31日(水)9時44分

@S[アットエス] by 静岡新聞