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三浦大知がまたもやってくれた!欅坂46、話題のRADWIMPS初登場も。見どころ満載だった8月のMステ

M-ON!Press(エムオンプレス) 8月31日(水)18時7分配信

音楽ブロガー・レジーが、「ミュージックステーション」の放送内容を基に最新のJ-POP事情についてお届けする連載「月刊 レジーのMステ定点観測」。[前編]ではELEVENPLAY x Rhizomatiks Researchの未来を感じさせるパフォーマンスなどについて取り上げましたが、[後編]はテレビ初登場となったこの人たちの話題からどうぞ。

欅坂46のMVはこちら

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■紡がれる遺伝子(1):AKB48

26日の放送に出演していたAKB48はこの日の特集「プロが選んだ振付がすごいJ-POP」で2位にランクインしていた「恋するフォーチュンクッキー」と、6月の選抜総選挙で選ばれたメンバーが歌う「LOVE TRIP」を披露。せっかく選挙上位メンバーが顔をそろえたのに、9位だった島崎遙香が不在だったのが個人的には残念でした。

「LOVE TRIP」についてセンターを務める指原莉乃は最新の「AKB48新聞」でのインタビューで「今回の曲は『恋するフォーチュンクッキー』『ハロウィン・ナイト』よりも好き」と過去に自身がセンターを務めた曲と比較してコメントしていましたが、この人は以前自著「逆転力」において「自分は疾走感のある曲が好き」「だから『恋するフォーチュンクッキー』は最初に聴いたときにがっかりした」という旨のことを書いていたわけで、やっと自分の好みに合う曲が来て良かったなと思いました。

ただ、良くも悪くも「普通のロック調アイドル曲」だと思うので、この先残っていく曲になるかどうかは微妙な気もしますが……。

■紡がれる遺伝子(2):RADWIMPS

同じく26日に出演していたのがテレビ初登場となったRADWIMPS。映画「君の名は。」の主題歌「前前前世」をファンの前でパフォーマンスしました。サビの突き抜け具合や思わず歌いたくなる歌詞などさすがとしか言いようがない出来ばえのこの曲、大きなタイアップとも相まって彼らのあらたな代表曲となるのではないでしょうか。

ラッドのステージはとても素晴らしかったのですが、特に面白かったのはそのステージ後のエンディングでのひとコマ。

演奏直前のトークコーナーがなかったラッドですが、エンディングにはボーカルの野田洋次郎が登場。感想を問われて「小さい頃から観てきた番組に出られて感激でした、ありがとうございました」と殊勝なコメントを残していました。さらに以前からファンだったというNMB48の山本 彩が「中学生のときから好きで聴いていたので共演できて光栄でした」と発言していたのですが、そのときの表情がずいぶんうっとりしたもので、それを隣で聞いていた野田洋次郎もまんざらでもないという感じになっていました。

そりゃトップアイドルにあんなこと言われたら照れますよね。2005年にメジャーデビューしたラッドもいつの間にか10年選手なわけで、いろいろな場所にその遺伝子が広がっているのだと思います。山本 彩は10月にソロアルバムをリリースするそうですが、ぜひ「アイドル風のロックソング集」ではなくてラッドのようなバンドの影響が感じられる楽曲を期待したいところです。


■次元の違うパフォーマンス(1):三浦大知

26日に出演した三浦大知がまたもやってくれました。5月の初出演時には「Cry & Fight」の冒頭30秒をアカペラで歌い踊るという驚異的なパフォーマンスを見せてくれたこの方、今度は昨年のアルバム『FEVER』にも収録されていた「IT’S THE RIGHT TIME」を2分間のアカペラパートを含むバージョンで披露。

しかも今回はハンドマイクを使わずに、ステージに設置された複数のマイクで音を拾うというより「生声」に近い形でのパフォーマンスでした。

直前には弘中アナから「ハンドマイクを使わないから客席やMC席で声を出すと聞こえてしまうので、私たちも静かに聴きます」という異例の注意喚起がなされるなどいつになく緊張感のあるシチュエーションのなか、歌もダンスもばっちり決めて見せたのはさすが。

トークパートでは「前回に続き今回もアカペラで、より丸裸に近いパフォーマンス。Mステのスタッフさんは僕を脱がそうとしているんじゃないか」なんて冗談交じりに語っていましたが、そんな丸裸のステージを任されるのはその確かなスキルへの信頼があるからこそ。アーティストの実力そのものがダイレクトに見えるようなこういう企画はどんどんやってほしいです。

■次元の違うパフォーマンス(2):欅坂46

三浦大知とはまた違った形で格の違うパフォーマンスを見せてくれたのが、12日に出演した欅坂46。デビュー曲の「サイレントマジョリティー」が各所で話題をさらいまくって今年を代表する一曲になった感がありますが、この日は「サイレントマジョリティー」と新曲の「世界には愛しかない」をメドレーで披露しました。

前回の出演時と同じくこの日も強烈な存在感を放っていたのがセンターの平手友梨奈。メドレーのつなぎの部分では「世界には愛しかない」のMVで見せたシャウトをかましていましたが、15歳とは思えないオーラをまとっていてかっこよかったです。

新曲「世界には愛しかない」はアコースティックギターを巧みに取り入れたクールなトラック、メッセージ性の強い歌詞、統制のとれたダンスなど「サイレントマジョリティー」と共通する特徴を持った楽曲で、そこに新機軸としてポエトリーリーディングが乗るという意欲的な作り。

曲の内容が明らかにマンネリ化しつつある48グループに対して欅坂46の取り組みには「何か面白いことをやってやろう」という気合がかなり感じられるので、この先の展開にはとても期待しています。

次回のMステは9月2日。そして9月19日には、大型生放送の「ウルトラFES」が放送されます。去年の「ウルトラFES」は予想に反して(?)観るべきところがたくさんある素晴らしい番組だったので、今年もとても楽しみにしています。それでは来月もよろしくお願いします!

TEXT BY レジー(音楽ブロガー/ライター)

【2016年8月12日放送分 出演アーティスト】
GLIM SPANKY「怒りをくれよ」
Mr.KING「OH!サマーKING」
欅坂46「サイレントマジョリティー」「世界には愛しかない」
ORANGE RANGE「以心電信」
柴咲コウ「永遠」
[Alexandros]「ワタリドリ」

【2016年8月19日放送分 出演アーティスト】
Little Glee Monster「君のようになりたい」
AKB48「光と影の日々」
中山優馬「Feeling Me Softly」
Aimer「蝶々結び」
Cocco「有終の美」
ユニコーン「エコー」

【2016年8月26日放送分 出演アーティスト】
モーニング娘。’16「愛の軍団」
Kis-My-Ft2「アイノビート」
FIRE BEAT「Sha la la☆Summer Time」
三浦大知「IT’S THE RIGHT TIME」
平井 堅「魔法って言っていいかな?」
ELEVENPLAY x Rhizomatiks Research「24 drones」
AKB48「恋するフォーチュンクッキー」「LOVE TRIP」
RADWIMPS「前前前世(movie ver.)」

最終更新:8月31日(水)18時7分

M-ON!Press(エムオンプレス)

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。