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アニメ映画で桑折PR 避難の浪江町民「恩返し」の制作

福島民報 8/31(水) 12:25配信

 浪江町民らでつくる「浪江まち物語つたえ隊」は、福島県桑折町のアニメ映画制作に取り組んでいる。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で被災した町民を受け入れてくれた桑折町のPRに一役買って「恩返しをしよう」と町内の取材やアニメの作画を進めている。
 桑折町は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後、県内で一番早く仮設住宅を整備し、被災した浪江町民を受け入れた。
 桑折町のために何かしたい-。震災から5年が経過し、桑折町に避難する浪江町民から声が上がるようになった。桑折町の魅力を広く全国に知ってもらおうとアニメ制作を決めた。題材は明治から大正時代の桑折町の物語。日本最古の自転車とされる「三元車」を開発した町出身の鈴木三元や、半田銀山を経営した五代友厚の物語など町内ゆかりの人物や出来事を紹介する。
 アニメは広島県の復興支援団体「まち物語制作委員会」と協力してつくる。声優は桑折町民から募った。今年12月に音声収録し、来年3月の公開を目指している。出来上がったアニメはインターネットなどを使って公開する。
 つたえ隊は27日、桑折、浪江両町の有志ら10人と町内で映画に取り入れる風景を取材した。復元した三元車を旧郡役所前で走らせ、同委員会の福本英伸さんがカメラに収めた。町内にある無能寺の御蔭廼松(みかげのまつ)の様子なども撮影した。立ち会ったつたえ隊の小沢是寛会長は「桑折町をしっかりと取材したことで制作に弾みがついた。浪江と桑折両町民が手を取り合って一つの作品を作り上げたい」と意気込んでいる。

福島民報社

最終更新:8/31(水) 17:18

福島民報