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関東大震災時の朝鮮人虐殺 遺族が真相解明訴え=韓国

聯合ニュース 8月31日(水)11時58分配信

【済州聯合ニュース】9月1日に関東大震災発生から93年を迎えるのを前に震災時の朝鮮人虐殺事件の被害者遺族が31日、歴史問題が解決されなければ韓日関係を修復することはできないとし、「虐殺に対する徹底した真相の調査と日本の謝罪が優先されなければならない」と訴えた。

 1923年の関東大震災発生直後、「朝鮮人が放火した」「井戸に毒を入れた」などのデマが流れ、数千人の朝鮮人が日本人により殺害されたといわれる。

 朝鮮人虐殺犠牲者の遺族の集まりで代表を務める済州在住のチョ・ヨンギュンさんの祖父、趙卯松(チョ・ミョソン、済州出身、当時32歳)さんの一家は当時、江東区の亀戸警察署に連行され、日本軍の騎兵中隊の銃剣で殺された。卯松さんと弟2人、卯松さんの妻と4歳の息子の5人が犠牲になった。

 チョさんは朝鮮人虐殺を「日本の官民軍により組織的に行われたジェノサイド(大量虐殺)」「人類史でも類を見ない大虐殺」としながら、93年たった今も事件の真相がきちんと明らかにされていないと指摘。真実を隠蔽(いんぺい)し謝罪をしない日本政府への悔しさをあらわにする一方、何の対応もしてこなかった韓国政府を非難した。国に対し速やかな真相解明と犠牲者の名誉回復に向けた特別法制定などの措置を求めるとともに、「遺骨の一部でも故郷に戻してほしい」と訴えた。

 今月19~20日にソウル市内で開かれた被害者の追悼式でも、チョさんは遺族代表の声明を通じこうした心境を伝えた。

 この追悼式は市民団体や学界、宗教界が尽力したもので、政府関係者や国会議員は出席せず、チョさんは「歴史を正すことに政界が沈黙するのは職務放棄も同然だ」と批判した。

最終更新:8月31日(水)12時36分

聯合ニュース