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【巨人】重信、2番起用に応えた3出塁&初盗塁!「まずは1個できて良かった」

スポーツ報知 8月31日(水)6時8分配信

◆巨人5―2ヤクルト(30日・福井)

 タッチよりも一瞬早く、二塁ベースへ滑り込んだ。初回1死一塁。重信は、阿部の2球目に迷いなくスタートを切り、プロ初盗塁を決めた。「まずは1個できて良かった」。5回にも四球で出塁すると、次打者の初球にスタートして2盗塁目。1安打2四球、3得点の大暴れに「2番打者として、まずは出塁できたことが大きかった」とホッとした表情を見せた。

 28日に約2か月半ぶりに昇格すると、2試合連続「2番・中堅」で起用された。今季1軍に18試合に出場しながら盗塁はゼロ。1軍にいる間は「盗塁が勝敗を大きく左右してしまう」との恐怖心が快足を鈍らせた。2軍では相手投手の配球を読むなど“野球頭脳”を磨き、イースタン・リーグトップの33盗塁。積み重ねてきた努力は自信につながった。「思い切りというか、気持ちの面での変化が大きい。走らないと何も起こらない」。この日の重信に恐怖心はなかった。

 巨人のヒーロー誕生の地で躍動した。福井球場は85年に斎藤雅樹(現巨人2軍監督)がプロ初完封勝利、川相昌弘(現巨人3軍監督)が初犠打を記録。09年の9月2日の横浜戦では、坂本が9回に起死回生の同点2ランを放った。目にも留まらぬ速さでグラウンドを疾走する姿は、新星の誕生を予感させた。

 22試合連続で2番を任された橋本到が打率2割2分7厘と指揮官の期待に応えられず、新人にポジションが与えられた。長野から坂本へのつなぎ役として、リーグ最下位の438得点と低迷する打線の起爆剤としての期待も担った。50メートル5秒7の俊足を武器に出塁すれば、盗塁など攻撃の手段が大きく増え、相手バッテリーへのプレッシャーも増す。由伸監督は「持ち味を出してくれたし、相手はいろんな意味で気を使ってくると思うね」とたたえた。

 「求められているのは(盗塁を)やることだと思う。一塁にいてもしょうがないし、積極的に仕掛けていきたい」と重信。残り24試合、そしてCSへ。新2番に堂々と名乗りを上げた。(小島 和之)

最終更新:8月31日(水)23時33分

スポーツ報知

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