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小池都知事が築地市場の移転延期を表明、移転中止も否定せず

スポーツ報知 8月31日(水)13時50分配信

 東京都の小池百合子知事(64)は31日、都庁で会見し、11月7日に予定されている築地市場(中央区)の豊洲新市場(江東区)への移転時期を延期すると表明。移転を中止する可能性についても否定しなかった。

 「結論から申し上げます。豊洲新市場への移転を延期と致します」。冒頭で述べた小池氏は、延期理由として「安全性への懸念、巨額かつ不透明な費用の増加、情報公開の不足」の3点を挙げ「都民ファーストに基づいていないものは都民目線で情報を公開し、経緯を明らかにする」と述べた。

 「普通の都民の皆さんの普通の疑問に答えていかないといけません」とし、市場問題についてのプロジェクトチームを立ち上げる考えを明言。移転自体を中止とする可能性についても「プロジェクトチームにおいて、課題を精査した結果を待ちたい」と否定しなかった。また、移転延期に伴い、11月2日に予定していた築地市場の閉鎖とその後の解体工事も延期するとした。

 都は2001年、築地の市場施設が老朽化したことなどから豊洲の東京ガス工場跡地への移転を決定。ところが、同時期に工場跡地から汚染物質が検出されたため、土壌汚染対策を進めてきた。

 14年11月からは定期検査を行い、7種類の物質について約200地点で地下水の水質検査を実施。しかし、最終調査は11月18日に始まり、結果が出るのは来年1月中旬。小池氏は、結果が明らかになる前に開場することについて「大きな疑問を持っている」と以前から指摘していた。

 さらに、09年2月時点で4316億円だった総事業費は現在5884億円に膨張している。小池氏が就任後に設置した都政改革本部は、市場移転自体の妥当性を検討し、移転ありきではなく「白紙から考える」として、入札の経緯なども含めて検証を進めてきた。

 市場の移転延期や新たな開場日は知事の判断で決定でき、都議会の同意は必要ない。知事周辺は、検証する期間については期限を設けず、移転自体の中止もあり得るとの見方も示している。

最終更新:8月31日(水)14時35分

スポーツ報知