ここから本文です

浜野謙太、俳優業について「“素”と“演技”の境目がわからなくなる」

オリコン 9月2日(金)8時40分配信

 ファンクバンド・在日ファンクのボーカル兼リーダーであり、現在放送中の月9ドラマ『好きな人がいること』やNHK朝ドラ『とと姉ちゃん』では、独特な存在感のユニークなキャラクターが世間の注目を集めている浜野謙太。俳優としても映画やドラマなどメジャーシーンで大活躍中の浜野に、幅広い芸能活動について聞いた。最新出演映画『ディアスポリス DIRTY YELLOW BOYS』の現場についても語る。

【写真】クールにキメる?浜野謙太インタビュー撮り下ろしカット

◆松田翔太くんから「好きです」って言われて…

――『ディアスポリス』では、ドラマと映画でバディを組んできた松田翔太さんですが、最初にお会いしたときの印象はいかがでしたか?
【浜野謙太】 台本の読み合わせで初めてお会いしたんですけど、翔太くんから「在日ファンク好きなんですよ」と話しかけてくれて。すごく嬉しかったですし、僕は初対面の壁を打ち破るのが苦手なんですけど、翔太くんから話しかけてくれてすぐに打ち解けられた。本当、よかったです。でも、最初は怖そうな方だなと思っていました(笑)。

――ミュージシャンとしての浜野さんを最初から知っていたというのは嬉しいですよね。
【浜野謙太】 嬉しかったです。翔太くんは音楽だけじゃなくていろいろなことに詳しくて、話していると楽しいですし、撮影中はずっとイチャイチャしてました(笑)。今回の現場は“役”と“素”の境目がいい具合に無くなっていく不思議な感覚を味わえたが、なんとも心地よかったです。翔太くんと飲んでいるときも(演じる)鈴木のような感じで接していたら、奢ってくれましたし(笑)。

――役と素の境目がなくなっていく感覚は今回が初めてですか?
【浜野謙太】 俳優を始めたばかりのころは、完全に虚構の世界に徹する気持ちで演じていて、逆にカメラが回ってないときだけが素の自分だと思っていました。でも俳優を続けていくなかで、良い現場を経験すればするほど素と演技の境目というのがよくわからなくなっていったんです。

――今作はドラマから映画という流れのなかで、松田さんとの絆が強まったことが影響しているのかもしれませんね。浜野さんにとって俳優業はどういう位置づけなんでしょうか?
【浜野謙太】 俳優をやっているといろいろなフィールドに行けるので、刺激的なことが多くて楽しいです。音楽は今までずっとやってきたホームという感じなので、なかなか新しいフィールドにすぐに出会えるという感じではないんです。芝居の現場ではいろいろな才能ある方と出会えるので、今はそういったことを楽しみながらやっている段階ですね。

――浜野さんのキャラクターが、エンタメシーンでとても重宝されている印象がありますが、ご自身としてはそういう実感はありますか?
【浜野謙太】 実感はありません……。ただ、どこをがんばればいいのか力の入れ方がわかってきた気がするので、俳優の仕事がどんどん楽しくなっています。もっといろいろやりたい気持ちもありますし。でも月9のあとの俳優仕事は決まってなくて……いきなり消えるかもしれませんよ(笑)。

◆音楽もお芝居ももうちょっと上手く両立できたら

――ちなみに月9で演じている日村のキャラクターは素に近いですか?
【浜野謙太】 だんだん素に近くなってきて……いや、そんなことないです! マネージャーから「浜野さん、がんばってますね」って言われるんですけど、あのキャラもいろいろな意味でがんばって作っているんですよ(笑)。

――浜野さんのようなキャラクターは唯一無二ですから、ひっぱりだこになっている理由もわかります。
【浜野謙太】 だといいですけどね~(笑)。でも自分では売れてるとは思ってなくて。先日もバラエティ番組でどうしたら芸能人の仲間入りができるのか? というロケをやったばかりです。満島真之介くんやRADWIMPSの野田洋次郎くん、翔太くんとわりと飲みに行きますけど、知名度的にいうと僕はちょっと肩身が狭いというか(笑)。

――もっとブレイク感が欲しい(笑)?
【浜野謙太】 インスタのフォロワー数が1M(100万人)とかね……絶対ムリですけど(笑)。でももうすぐ10万人なんですよ。もともとは妻に「あなたはTwitterで140字を書くのに1~2時間もかかるんだからインスタやれば?」と言われたのがきっかけで。インスタではあらゆる自分を出せるので、俳優業も音楽活動も子どもの写真も全部アップしてます。

――いつもチェックしてます(笑)。この先の芸能活動では、音楽活動と俳優業のバランスはどう考えているんですか?
【浜野謙太】 過去に舞台とかやってお芝居一本に絞ったり、逆に音楽制作のためにいっさい俳優業は入れないみたいな極端な時期があったんです。その結果、どれかひとつに絞ると精神的にあまり良くないことがわかりました。いろいろなことにチャレンジすることは、マネージャーや周りの方に迷惑もかけてしまいますけど、そのほうが自分自身が楽しめて、結果、仕事もいい方向にいくんです。これからは音楽もお芝居ももうちょっと上手く両立できたらいいなと思っています。

――俳優で経験したことを音楽に反映させたり、その逆もできますよね。それは浜野さんにしか出せない個性になると思います。
【浜野謙太】 そうなんですよね。だからこそ、音楽活動をしていることを認知したうえで僕を起用してくれた『ディアスポリス』の現場はすごくありがたかったです。最近は少しずつそういうことを知ってくれてイジってくれる現場も増えていて。先日はドラマの撮影で「ムーンウォークやってください」っていきなり言われて無理矢理やりましたけど(笑)。そんなふうに居心地のいい現場でもっともっと仕事ができたら幸せだなと思っています。

――いまの目標は?
【浜野謙太】 飲み仲間を聞かれたときに、翔太くんや唐沢寿明さんのお名前を出したりするとだいぶ箔がつくじゃないですか。いつかそういうふうに僕の名前も誰かに使って欲しいんですよ。「ハマケンさんですかね~いま仲良いのは」っていないところで言われたいです(笑)。
(文:奥村百恵)

最終更新:9月2日(金)8時40分

オリコン

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。