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フランス絵画変遷たどる 県美術館 「樹をめぐる物語」展

岐阜新聞Web 8月31日(水)9時27分配信

 樹木というモチーフを通してフランス近代絵画の変遷をたどる展覧会「フランスの風景 樹をめぐる物語」(岐阜県美術館、岐阜新聞・ぎふチャン、日本経済新聞社でつくる実行委員会主催)が30日、岐阜市宇佐の県美術館で開幕した。バルビゾン派や印象派の画家たちが自然を追い求めて描いた風景画約120点を展示している。10月16日まで。
 同展は、風景画の中に描かれる“樹木”に着眼し、かつては背景の一部にしか過ぎなかった風景が、時代や社会の変化の中で主題へと飛躍し、その後の20世紀抽象絵画へと展開していく流れを紹介。戸外での自然観察を重視し、農村風景などを描いたバルビゾン派の画家では、詩情あふれる風景画を描いたカミーユ・コローの「エトルタ近くの風景」(1872年)が並ぶ。
 印象派では、クロード・モネの「ヴェトゥイユの河岸からの眺め、ラヴァクール(夕暮れの効果)」(80年頃)など、光や色彩を追い求めた風景画の魅力が楽しめる。また、樹木の色や形に抽象画の主題を見いだし、自由な表現の可能性を追求した20世紀の前衛芸術の試みも紹介する。
 開場式では主催者を代表し、岸敬也副知事が「樹をめぐる物語という木の国の岐阜にふさわしい展覧会が始まった」、杉山幹夫岐阜新聞名誉会長・岐阜放送会長が「来場者に良い展覧会だったと感じてもらい、1人でも多くの人に来場をお声掛けしていただければ」とあいさつした。その後、関係者でテープカットをして開幕を祝った。

岐阜新聞社

最終更新:8月31日(水)11時9分

岐阜新聞Web