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アカデミー賞監督を感動させた3,600万人の抱擁。“抱きしめる聖者”アンマ来日インタビュー

dmenu映画 8月31日(水)10時30分配信

「ダバダバダ♪」のスキャットが印象的な主題歌とともに、映画ファンの心に強い印象を残したクロード・ルルーシュ監督の名作『男と女』(1966年)。今年の10月で79歳を迎える恋愛映画の巨匠が最新作『アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲(プレリュード)』で描いたのも、『男と女』同様、酸いも甘いもかみ分けた大人の恋。さらに、本作で興味深いのは、3,600万人を抱擁してきた実在の聖者アンマ(正式名:シュリー・マーター・アムリターナンダマイー・デーヴィ)が、アンナとアントワーヌが繰り広げる恋の行方を左右していること! このたび、本作に登場したアンマが来日。ルルーシュ監督に“アンマの抱擁には、アカデミー賞やパルムドール賞を受賞した時よりも感動を覚えた”と言わしめたアンマにお話を伺いました。

Q:本作では、夫婦愛、実らない恋、親子愛など、さまざまな愛の形が描かれています。アンマ自身、愛はこういうものであるべき、という理想をお持ちですか?

愛には多くのレベルがあります。様々な形の愛のどれ一つとして、否定することはできません。わたしたちが今持っている最も低いレベルの愛でさえ、執着だと言って否定することはできません。執着であるその種の愛は、惹きつけられたり嫌悪を感じたりというたぐいのものですが、そういう愛でさえ、次のレベルの愛に登るための、踏み石として使うことができます。最も大切なのは、そこに留まらないことです。登り続けて下さい。愛の頂上を目指して下さい。どんな形の愛も否定できません。それは、温度に0度~100度といった、様々なレベルがあるようなものです。それと同じように、愛にも様々なレベルがあります。本当の愛は、I love you ではなく、I am love (自分自身が愛そのものになること)です。それが愛の頂点です。

本当の愛は、器から器へ注がれているオイルのような、途切れることのない流れです。真の愛は、そのように永続的なものです。永遠で、変えることのできない気持ちです。例えば、「明日の午後8時に、妻に愛を表そう」と思うのは、おかしなことです。夫が世界のどこにいようと、いつであろうと、愛というものは、永遠に変わらない、ある”状態”だからです。その愛に目覚めれば、愛しか存在しなくなります。愛とは、ただ存在するものです。形式的なものから、究極的には、形のないものになるべきものです。そうなって初めて本当に、私心のない愛を表せるようになり、社会に私心なく奉仕できるようになります。そういう愛が、わたしたちの内に常にある、わたしたちの本当の性質です。

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最終更新:8月31日(水)10時30分

dmenu映画

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。