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江戸初期の福山城60分の1模型 歴史研究会員が製作、1日から展示

山陽新聞デジタル 8月31日(水)21時0分配信

 広島県福山市の福山城歴史研究会の和久井裕道さん(66)=同市=と、東強さん(74)=同市=が、江戸初期に築かれた福山城(1622年築城、丸之内)の60分の1の模型を製作した。1日から、エフピコRiM(同市西町)で展示する。

 2022年の築城400年を前に製作。天守閣を含む一の丸、二の丸を再現し、大きさは東西3・5メートル、南北3・75メートル。1644年に城の様子を描いた「正保城絵図」、明治初期の廃藩置県(1871年)や廃城令により郭内の多くの櫓(やぐら)などが壊される前に撮られた写真などを基に築城当時の姿に近づけている。

 模型作りが趣味の和久井さんが2015年4月から手作業で作り、郷土史に詳しい東さんが文献や絵図を基に城の構造について助言。5層の屋根が重なる天守閣をはじめ、現存する伏見櫓や筋鉄御門(すじがねごもん)のほか、昔はあった櫓や建物などを、ヒノキ材やウレタンを使って瓦の一枚一枚まで細かく製作している。

 和久井さんは「軽石を重ねて石垣にするのは大変だった。できる限り細かく再現したので、その美しさを感じてほしい」。東さんは「郷土の宝・福山城を多くの人に愛してもらい、後世まで守っていければうれしい」と話していた。

 11月30日まで。観覧無料。東さんと「福山駅前商店会街まるごと歴史博物館プロジェクト」が製作した城下町の変遷をたどる写真パネルも並んでいる。

最終更新:8月31日(水)21時25分

山陽新聞デジタル