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手作りの鳥人間コンテスト?「HPA飛行会」開催

sorae.jp 8月31日(水)7時0分配信

2016年8月27日、人力飛行機チームが集まるイベント「HPA飛行会」が静岡県静岡市の富士川滑空場で開催された。HPAとは人力飛行機を意味する英語(Human Powerd Aircraft)の略だ。

世界で日本ほど、人力飛行機の製作が盛んな国はない。その理由は読売テレビのテレビ番組「鳥人間コンテスト」という発表の場があるからだ。しかし近年は製作チームの増加もあって、出場を希望する全チームが出場できるわけではなく、かなりの数のチームが「1回休み」にならざるを得なかった。そこで、人力飛行機製作チームやOBが集まって自主的に運営する大会が2010年から始まった。

バラエティ色のない「玄人好み」大会

広大な琵琶湖ではなく長さ800mの滑走路で行われるHPA飛行会には、鳥人間コンテストのような派手さはないが、そのぶん玄人好みとも言える技術中心の趣向が凝らされている。

鳥人間コンテストは広い琵琶湖で大フライトが楽しめるが、天候の影響も受けるので運の要素も大きいという面もある。HPA飛行会では、離陸や着陸の位置が正確だったか、飛行が安定していたかなどを点数で評価する、フィギュアスケートのような競技形式だ。

また、鳥人間コンテストとの大きな違いのひとつに、厳格な安全審査がある。どちらも安全管理は参加チームの自己責任だが、HPA飛行会は設計、製作、飛行試験などで安全確認の資料提出を求めており、この安全審査の結果も競技の点数にカウントされるのだ。

帝京大学チームは真っ赤な機体で参加

機体を持ち込んでの飛行展示には帝京大学と東海大学の2チームが参加した。いずれも鳥人間コンテストに出場できなかったチームで、HPA飛行会は年間活動の良い目標になっている。人力飛行機の飛行は風の弱い早朝に行うため、組み立てと機体展示は午前2時から始められた。また、飛行展示終了後も機体展示を行った。

帝京大学SkyProjectの機体は胴体と主翼が高い場所にあり、パイロットが低い場所になる、人力飛行機では最も多く見られるタイプ。世界記録を持つマサチューセッツ工科大学の人力飛行機「ダイダロス」がこのスタイルなので、ダイダロス型とも呼ばれる。主翼幅32m、機体重量は48kgと比較的大型の機体で、飛行距離の記録を狙った設計だ。スクールカラーの赤を大胆に取り入れた仕上がりも美しい。

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最終更新:8月31日(水)7時0分

sorae.jp