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恐竜の町、畑にも恐竜現る? 正体は珍ヒョウタン、勝山市の特産化へ

福井新聞ONLINE 8/31(水) 8:42配信

 福井県勝山市鹿谷地区の住民たちが、恐竜に似た首が長いヒョウタンの特産化を目指して栽培に取り組んでいる。大きいものだと5キロを超す大型に育ち、曲がった蔓(つる)の部分と球状の実が首長竜にそっくりなことから「鹿谷恐竜ひょうたん」と命名。ステッカーも制作し市内販売も始めている。

 特産化は、勝山市の牧野幸子さん(75)が石川県で購入した珍しい形のヒョウタンを育てたことがきっかけ。昨年8月、鹿谷公民館で展示したところ町まちづくり協議会関係者がほれこみ、特産化につなげようと動いた。協議会が牧野さんから種を分けてもらい、今春から15軒が栽培に取り組んでいる。

 ヒョウタンは「スワンひょうたん」とみられ、蔓の部分が長く成育とともに曲がる特性がある。高い所からつるすとまっすぐに育つが、地面に置いて栽培すると実の所まで蔓が曲がる。初めて栽培に取り組んだ同地区の発坂区長、嶋田基昭さん(64)は「成長の段階で実をどう置くかで形が変わるのが面白く難しい」と話す。変わった形を狙いすぎると蔓が折れてしまい失敗することも。

 協議会では、デザインを学んでいる中村百花さん(福井工大福井高1年)=勝山市=が描いた、恐竜をデザインしたステッカーも制作。市内2カ所で販売を始めたヒョウタンに張り、売れ行きも好調という。

 協議会では「地区にはこれまで特産品となるものがなかったが、オリジナルの特産品に育ってくれれば」と期待している。

福井新聞社

最終更新:8/31(水) 8:42

福井新聞ONLINE