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印西花火中止 点火装置異常が主因 「調査中」の謎、市釈明

千葉日報オンライン 8/31(水) 17:29配信

 千葉県印西市が8月27日夜に利根川河川敷で開催予定だった「印西花火大会」を当日急きょ中止し、理由を「調査中」としていた問題で、市は31日、花火の点火装置に異常が発生したことが主因だったことを明らかにした。これまで理由説明を避けていたことについては、「市長コメントを通じて説明する方針だったため」と釈明した。

 市経済政策課によると、大会当日の午後6時過ぎ、花火の打ち上げ業者から点火装置の異常が見つかったと市に報告があった。「装置の上にかぶせていたシートが風で飛ばされ、雨風で異常が起きたのでは」と業者は話しているという。機材を運搬するトラックがぬかるみにはまり、一時立ち往生するトラブルもあった。

 この結果、開始時間の午後7時半になっても花火は打ち上がらず、業者は装置の復旧作業を進めたが、完了しなかった。その後、天候が悪化するとの予報が出ていたことから、市は約40分後の8時10分ごろ中止を決定し、会場内でアナウンスした。

 これまで中止理由を「調査中」としてきたことについて同課の担当者は、「近日中に市長コメントを発表し、それを通じて説明するという市の方針があったため」と述べた。市は31日、板倉正直市長名で業者による作業の遅延などを説明し、「打ち上げを待ちわびていた皆様に大変なご迷惑をおかけし、深くおわびします」とのコメントを発表した。

 市は業者にてんまつ書の提出を求めるなど、原因の詳細を調査し、まとまり次第公表するとしている。

 市制施行20周年を記念し、15年ぶりの開催予定だった同大会は、事業費4千万円を投じて8800発を打ち上げる計画だった。事業費のうち約270万円は地元企業や市民らの寄付金だった。

最終更新:8/31(水) 19:04

千葉日報オンライン