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2016夏総決算 記録的猛暑、夏商戦や海好調

佐賀新聞 8/31(水) 10:58配信

 平年の1・5倍の降水量だった梅雨から一転、ほとんど雨が降らず記録的な猛暑が続いた今年の夏。エアコンなどの商戦は好調に推移し、海水浴場やプールは多くの人出でにぎわった。世界的にヒットしたスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」では、若者の深夜徘徊(はいかい)や交通違反が社会問題に。農業では、夏野菜を中心に豊作傾向になる一方、コメは出穂期の水不足や高温障害が心配されている。2016年の夏を振り返る。

気象 熱中症最悪ペース

 佐賀県内は梅雨明けの7月下旬以降、8月の終わりまで厳しい暑さが続いた。佐賀市では35度以上の「猛暑日」が12日間続くなど今夏は26日を数え、8月11日には最高気温が全国で最も高い38・1度を観測した。

 日本気象協会九州支社によると、「本州は天候不順で、全国最高気温の常連地域が暑くならなかった。好天に恵まれた九州が相対的に気温が高くなって全国一が相次いだ」という。

 8月の最高気温の月間平均は35度前後が見込まれ、平年の32・5度を上回る見通し。梅雨明け後、夕立を除いて終日雨になったのは8月28日だけだった。

 酷暑で熱中症患者も急増した。県健康増進課によると、熱中症の疑いで救急搬送された人は30日現在で572人(6月1日以降)。統計を取り始めた2009年以降で最多の13年を上回るペースになっている。

レジャー 海水浴場など堅調

 暑い日が続いたため、観光関連は水のレジャーを中心に堅調に推移した。

 唐津市中心部の4海水浴場の人出は約5万7800人。市観光課は「海の家に聞くと、昨年より人出が多かったようだ」と話す。嬉野温泉は全体の売り上げが前年を超え、旅館組合の池田榮一理事長は「海水浴客やプール利用者が宿泊してくれた」と振り返る。

 熊本地震を受け、九州観光を国が助成する「九州ふっこう割」が実施されたが、唐津市旅館協同組合の都市右太雄理事長は「恩恵は少なかった」。一方、県と人気アニメ「おそ松さん」との共同イベントでは、唐津市の限定グッズ店に目標の倍の約2万人が訪れた。

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最終更新:8/31(水) 10:58

佐賀新聞

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