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エヌシーアイ電子が解散へ 福島県須賀川、従業員の大半解雇見通し

福島民友新聞 8月31日(水)11時30分配信

 日本カーバイド工業は30日、プリント配線板事業から撤退し、完全子会社で製造拠点となっている須賀川市のエヌシーアイ電子を早ければ年内にも解散すると発表した。

 7月末時点で107人いる従業員の関連会社などへの配置転換などは行われず、大部分は解雇となる見通し。エヌシーアイ電子は、1994(平成6)年に日本カーバイド傘下に入り、パソコンやテレビ用のプリント配線板などを製造。顧客の海外移転が進み、国内市場が縮小したことで採算が悪化していた。今後、取引先などとの調整を進め、解散の時期を決めるとしている。

 日本カーバイドは「これまで人員削減や生産効率改善などの経営努力を続けてきたが、早期に収益を改善することは難しい状況になった」としており、解散に伴い解雇となる従業員については再就職を支援していく考え。

 日本カーバイド工業が完全子会社のエヌシーアイ電子を解散する発表は、従業員だけでなく、立地する須賀川市にも衝撃を与えた。
 同社の40代男性従業員は「赤字が続いて人員整理があったが、解散になるとは思わなかった。再就職先を探す必要が出てきそう」とうつむいた。

福島民友新聞

最終更新:8月31日(水)11時30分

福島民友新聞