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山崎武司氏が見る燕・山田の本当の凄さ HR打者との「決定的な違い」とは

Full-Count 8月31日(水)10時14分配信

400発打者を唸らせる高い能力、「あんな打者は過去にいなかった」

 ヤクルトの山田哲人内野手が2年連続のトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)達成という史上初の偉業に“王手”をかけている。背中に死球を受けた影響で一時離脱したが、24日の中日戦から1軍に復帰すると、28日までの6試合で22打数7安打4打点と早速、チームを牽引。26日の阪神戦では2盗塁を決めて今季29盗塁として、30盗塁にあと「1」とした。すでに今季33本塁打を放ち、打率も.328と3割台でシーズンを終えることは確実な状況。昨年に続くトリプルスリーはかなり高い確率で達成されるだろう。

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 今季は開幕から力の違いを見せつけ、打率、本塁打、打点、盗塁、出塁率の5冠も現実味を帯びていた。しかし、一時離脱の影響で、7月に16本と本塁打を量産したDeNAの筒香(37本)には現在4本差をつけられて2位。打点もトップの広島・新井(91打点)と3差の88打点で2位タイ、打率は巨人・坂本(.345)と.017差の2位となっており、6差で1位の盗塁以外は追う立場となっている。

 ただ、ここから全ての部門でトップを奪い返す可能性は十分にある。ヤクルトは3位DeNAと2.5ゲーム差の4位につけており、山田が本来の力を発揮すれば、逆転のクライマックスシリーズ(CS)進出も十分に可能だ。すでに球史に名を刻んでいる若き打者の凄さはどこにあるのか。

 中日、楽天で活躍し、通算403本塁打を放った野球解説者の山崎武司氏は、「あんな打者は過去にいなかった。バッティング技術がメチャクチャ高い」と絶賛する。特に、決して大きいとは言えない体で本塁打を量産する「技術」に、同じホームランバッターとして凄みを感じるという。

小柄な体型を補うスイング、「バッティング技術がめちゃくちゃ高い」

「一番はバットのスイングの軌道が大きいよね。(打球が)飛ぶということは、普通のバッターよりも振る軌道が大きいというのが一番。もう1つ、俺とか中村剛也(西武)みたいなホームランバッターと言われる選手との決定的な違いは、確率が高いということ。ヒットとか、ボールの芯に当てて打つ確率が高い。例えば、中村とか外国人バッターは打ち損じでもホームランにしなきゃいけないんだけど、哲人の場合は打ち損じのホームランじゃなくて、自分の形、ナイスバッティングでホームランにするのが強み。どんな形でもね。イコール、バッティング技術がめちゃくちゃ高い。

 簡単に言ったら、俺が現役の時には、打撃練習で柵越えをポンポン打てていた。哲人はあれを試合でやっちゃう。『あ!』とか『抜けた!』とかじゃなくて、自分のバッティング練習でポンポン打っている感覚が(試合でも)常にあるってことだね。普通は、試合になったらああいう(打撃練習のような)バッティングをなかなかさせてもらえない。でも、哲人はあのバッテイングをやれる確率が高い。イコール、技術が半端じゃない」

 山田はプロ野球選手として決して体が大きい方ではない。身長180センチはプロでは平均的で、体重76キロも細身と言える体型だ。ただ、打球の飛距離は他の打者を圧倒している。昨年11月の世界野球「プレミア12」でチームメートとして戦ったソフトバンクの松田宣浩は、「本当に腕が細いんですよ。そんなんで打てるのって言うくらいの体なんですよ。『腕細いやん、テツ』とかいうけど、飛ばすので、体のキレと身体能力が凄いんだなと思って」と感心していたことがある。

 そんな体型を補っているのはスイングの軌道の大きさだと、山崎氏は分析する。そこに、打球を芯で捉える技術の高さが融合しているという。

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最終更新:8月31日(水)14時39分

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