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<河川敷16歳殺人>川越の少年、6月以降登校せず 学校側も会えず

埼玉新聞 8月31日(水)22時34分配信

 埼玉県東松山市の都幾川河川敷で井上翼さん(16)が殺害された事件を受け、川越市の新保正俊教育長は31日に開かれた定例記者会見で、逮捕された市立中学3年の少年が6月以降、ほぼ学校に登校しておらず、本人とも数回程度しか会えていないことを明らかにした。事件については「痛ましい事件が起きたことは大変考えなければいけない、重い気持ちでいる」と述べ、これまでの対応の検証や再発防止などに取り組む姿勢を示した。

 新保教育長などによると、少年は中学1年と3年の時に市立中学に在籍。1年と3年の4月はほぼ学校に登校していたが、5月の大型連休明けごろから欠席が増え、6月以降はほぼ欠席していた。

 学校側は家庭訪問や電話連絡などを試みたが、本人と会えたのは数回程度。6月以降は外泊が多く、どこに泊まっていたか把握はできていない。学校では5月中旬から机に突っ伏したり、移動教室への参加率が落ちるなどの状況が見られ、「友人関係も深い関係ではなかったと推測している」という。

 市教委は31日に少年が通う中学校で臨時の保護者会を実施。9月1日の始業式では児童生徒たちに「命の大切さ」などを話すよう、全校に指示した。

 川合善明市長は同じ会見で「周囲の大人が子どもに関心を払い、注意したりする社会にしていく必要があるのではないか」との認識を示した。

最終更新:8月31日(水)22時34分

埼玉新聞