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横浜国大「都市科学部」認可

カナロコ by 神奈川新聞 8月31日(水)6時30分配信

 横浜国立大学の長谷部勇一学長は30日、県庁で記者会見し、来年4月に新設する都市科学部と教職大学院が26日付で文部科学省の認可を受けたと発表した。同大にとっては50年ぶりの新学部設置。長谷部学長は「文理を融合した、横浜国大を象徴する学部として他学部を引っ張っていきたい」と抱負を述べた。

 都市科学部は定員248人。既存の教育人間科学部と理工学部のそれぞれ一部をまとめる格好で新設される。「都市社会共生」「建築」「都市基盤」「環境リスク共生」の4学科を置く。文系・理系両方の要素を兼ね備えた文理融合の学部となる。

 同大では、来年4月に向けた教育組織改編の「YNUプロジェクト」を進めている。大都市・横浜に立地し、全学部が一つのキャンパスにまとまっている強みを生かして、文理融合の新学部設置となった。都市の建築物だけでなく都市基盤の計画・設計・運用、都市をとりまく自然環境、社会環境、リスクとの共生などを学んでいく。

 大門正克副学長は「企業や自治体から『専門性を持った人材でも、マネジメントができる人は少ない』という声が聞かれる。都市科学部では文系と理系をつなぐ教育をし、このような社会の要請に応える人材を育成していく」と説明した。

 教職大学院は、文科省が教員の資質向上のために設置を進めているもので、(1)指導力に優れた新人教員の養成(2)現職教員を対象とした実践力のある中核的な中堅教員の養成-の両機能を持たせる。

 同大では大学院教育学研究科の新専攻として設置する。定員は15人。学部の新卒学生のほか、県、横浜、川崎、相模原市の各教育委員会と連携して、小中高校の現職教員に入ってもらう。これら教員の原籍の学校を連携協力校とする。年齢の異なる現場教師がともに学ぶことで、地域の学校が抱える教育課題を共有し、互いに学び合う関係を再構築し、研究成果を地域に広めていく。

最終更新:8月31日(水)7時3分

カナロコ by 神奈川新聞