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THAADで北朝鮮のSLBM高角発射は防げない…外交的解決策の模索を

ハンギョレ新聞 8/31(水) 6:30配信

不拡散研究センターのルイス東アジア担当局長、「高角発射時は大気圏再突入のスピード速く、THAADで対応できず」 北朝鮮、ミサイル防衛無力化の手段多く…「気に入らなくとも軍備競争より外交的解決策を」 

 高高度防衛ミサイル(THAAD)システムでは北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM・KN-11)を防ぐことはできず、結局は軍備増強ではなく外交的解決策を模索しなければならないと米国の専門家が主張した。

 米国のジェームズ・マーティン不拡散研究センター(CNS)のジェフリー・ルイス東アジア担当局長は29日(現地時間)、自身のブログを通じて「THAADの前方探知角度は120度」だとし、「THAADが1砲台だけある場合、北朝鮮は潜水艦発射弾道ミサイルでTHAADを攻撃するためにわざわざ遠海に出る必要がない」と説明した。THAADの探知角度を避けて背後から攻撃すればよいという意味だ。同局長は「海から発射する潜水艦発射弾道ミサイルを防ぐためには、THAADを2砲台配備しなければならない。そうすれば潜水艦発射弾道ミサイルの脅威のうち少なくとも一部に対する解決策になる」と明らかにした。

 しかし同局長は「(THAAD2砲台を配備しても)北朝鮮海軍基地付近の水域から発射するKN-11、または改良された地上基盤KN-11ミサイルを高角発射で攻撃すれば、THAADが阻止できる可能性はほとんどない」と話した。北朝鮮は24日、潜水艦発射弾道ミサイルを試験発射した際、発射角度を90度近くに高めて発射したにもかかわらず約500キロ飛行させた。

 同局長は「長距離ミサイルを高角で発射すれば非常に速いスピードと急角度で大気圏に再突入する」とし、「理論的にはTHAADは中距離ミサイルを迎撃する能力はあるが、非正常な高角攻撃はもちろん、中距離ミサイルの迎撃については実験されていない」と指摘した。また、固体燃料を使用する「KN-11」が地上用に配備されれば、発射準備にかかる時間が液体燃料ミサイルよりかなり短く、北朝鮮のミサイル戦力使用の柔軟性を高めるだろうと懸念した。

 同局長は「北朝鮮はミサイル防御網を無力化できる非常に多くの処置を備えている」とし、「ミサイル防御網や精密打撃力量の配備は、軍備競争を強化するだろう」と指摘した。彼は「最善の選択は、たとえ気に入らないとしても北朝鮮がこれ以上の(核またはミサイル)能力を備えないよう諦めさせる方法を探すこと」だとし、外交的解決策を強調した。

ワシントン/イ・ヨンイン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:8/31(水) 7:23

ハンギョレ新聞

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