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沖縄ガスニューパワー、10月から太陽光電力を販売 ホテル・工場などと契約

沖縄タイムス 8/31(水) 5:00配信

 沖縄ガス(那覇市、我那覇力蔵社長)とイーレックス(東京都、本名均社長)が4月に立ち上げた電力の小売事業会社「沖縄ガスニューパワー」(那覇市、湧川直明社長)が10月、南部地区最大規模の太陽光発電所から電力を買い取り、売電事業を始める。大手電力会社以外の事業者でも電力を幅広く販売できる「電力小売りの全面自由化」を受けた取り組み。県内企業による新電力サービスが初めて本格化した。

 沖縄ガスニューパワーは、パームロイヤル(那覇市、高倉幸一社長)が所有する糸満市のパームロイヤル糸満第1発電所(敷地面積1・85ヘクタール)の年間発電量約1650キロワット(一般家庭の約450世帯分)全てを買い取り、大手電力会社よりも安く販売する。

 販売先として、パームロイヤルが運営するホテルパームロイヤルNAHA(那覇市、高倉直久総支配人)を含む複数の県内ホテルのほか、会社事務所、工場などが沖縄ガスニューパワーと既に契約を結んでいる。

 同社は今後、県内の小中規模の病院にも販路を拡大したい考え。さらに、県内で電源を安定的に確保できるよう、早ければ2019年にも自前の発電所を建設する方向で調整している。

 同社からの電力購入を決めたホテルパームロイヤルNAHAの高倉総支配人は、これまでにバリアフリーや性的少数者(LGBT)向けサービスを展開しており「クリーンエネルギーを使うことで、人だけでなく環境にも優しいホテルにしていきたい」と話している。

 国は4月、「電力小売事業者」として登録を済ませた業者が一般家庭や商店に対して電力を販売できるようにした。県内の新電力事業者は、沖縄電力に使用料を支払った上で送電網を使い、電力を供給する。(政経部・平島夏実)

最終更新:8/31(水) 5:00

沖縄タイムス