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「楽しさ 努力の原動力」 73歳で1級陸上無線技術士に合格した外間哲雄さん

沖縄タイムス 8月31日(水)16時0分配信

 【うるま】うるま市具志川の外間哲雄さん(73)が、合格率20%の難関「第1級陸上無線技術士」に合格した。陸上無線の最上級資格で、過去5年間で70代の合格者は沖縄県内で外間さん1人だけ。「楽しいという気持ちが努力の原動力」と話し、現在は航空管制官などが取得する「航空無線通信士」の合格を目指してさらに挑戦を続けている。(中部報道部・松田麗香)

 2月に合格した「第1級陸上無線技術士」(1陸技)は、放送局や携帯電話会社の技術者などが取得する専門資格。テレビやラジオなど、全ての無線設備の技術操作ができる。

 ラジオなどの機械いじりが大好きな少年だった。小学校教諭として働き始めてからは給料日のたびに無線機器を買いそろえ、自宅の一室は機械だらけの「無線部屋」になった。

 33歳でアマチュア無線4級を取って以来、現在までに無線関係の資格を八つ取得。携帯電話が普及していなかった頃の連絡用や、無線仲間とのツーリングなど「楽しみを極めようと思った結果」と笑う。

 退職後、「人のためにも役立つことに生かせたら」と、災害時の情報発信など広範囲への通信ができる、上級資格に挑戦し始めた。

 資格の勉強は全て独学。1陸技の受験には1日10時間を費やし、過去10年分の過去問を解いて挑んだ。受験者はほとんどが35歳以下。試験科目は工学や法学、暗記もので「70代の外間さんには難しいのでは」といわれたこともあった。

 「悔しいと思うことはあっても、諦めようと思ったことは一度もない」。勉強の大変さよりも「楽しい」という気持ちが勝る。「意欲があれば年齢は関係ない。子や孫や全ての若者に『こんなおじいちゃんでもできるんだぞ』というところをみせたい」と胸を張った。

最終更新:8月31日(水)16時0分

沖縄タイムス