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日ト友好演劇の学生が串本に

紀伊民報 8月31日(水)16時33分配信

 日本大学(東京都)芸術学部演劇学科演出コース4年の古賀允也さん(22)が28、29日、和歌山県串本町を訪れた。同学科は1月と3月に、トルコ軍艦エルトゥールル号の遭難から始まる日本とトルコの友好に関する演劇を東京で上演しており、古賀さんは演出を担当した。今回は、エ号をテーマとした卒業論文を書くために初めて足を運んだ。

 古賀さんによると、日ト友好125周年の昨年、両国の友好のきっかけとなった話を演劇にしてほしいと、在日トルコ大使館文化部から同学科に依頼があった。古賀さんら約30人が上演実習という授業の一環でオリジナル作品を作り、上演することになったという。

 1月は日大の小ホールで約30分の演劇を上演。沈没したエ号の魂が日トの友好関係のきっかけを語っていく内容で、関係者約80人が鑑賞した。3月は日本橋公会堂で約1時間の演劇を上演。大学生5人がエ号について調べ、歴史をたどっていく内容で、約400人が鑑賞した。白い箱を組み合わせて船やトルコの街、エ号遭難慰霊碑などを表現し、船員たちの思いなども抽象表現したという。両方とも、古賀さんはステージに立たず、演出を担当した。

 同日は町役場の町長室も訪ね、自身の活動などを報告した。田嶋勝正町長は「映画になるなどし、本州最南端の小さな町の名前が売れ、観光客も多く来ていただいている。(演劇で)いい発表をしてくれることは、町にとってもうれしい」と話した。

最終更新:8月31日(水)16時33分

紀伊民報