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仁坂知事がみなべで県政報告

紀伊民報 8月31日(水)16時33分配信

 和歌山県は30日、みなべ町東本庄の町保健福祉センターで県政報告会を開き、仁坂吉伸知事が県の将来展望や施策について説明した。昨年、「みなべ・田辺の梅システム」が世界農業遺産に登録されたのを機会に、世界に梅を販売するとともに、観光振興への活用に取り組む考えを示した。報告会の同町での開催は2015年4月以来で、160人の町民が出席した。

 仁坂知事は、県の長期人口ビジョンで、60年に人口70万人の確保が目標だと説明。創業支援、販路開拓、県の暮らしやすさや県内企業のPRなどで転入者を増やして社会減を抑えるとともに、不妊治療助成や産科医確保、保育料の無料化など自然減を減らす取り組みを進めていることを紹介した。

 産業面で、みなべ・田辺の梅システムについては「世界農業遺産の登録を利用して世界に売っていく。環境に優しい営みが続けられているという説明とともに、味わってもらう、宿泊しておみやげを買ってもらう、ということを積極的にやっていく」と語った。

 災害対策では、県と町でつくったという、施設や場所によって安全レベル1~3に分けた「津波に対する緊急避難先一覧」の表を示し、「自分の家からどれくらいまで行けるか考えてほしい」と呼び掛けた。

 建物の倒壊による犠牲者ゼロを推進し、1981年5月以前に着工された住宅を対象に、耐震診断や耐震改修の補助を用意していることを紹介。「いろいろ相談していただき、この機会に直してほしい」と強調した。

 医師確保や病床の再編整備、介護保険施設の整備計画などについても説明した。

最終更新:8月31日(水)16時33分

紀伊民報