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九谷焼製土所建て替え 小松市、企業版ふるさと納税活用

北國新聞社 8/31(水) 3:08配信

 小松市は、市内で産出される花坂陶石から九谷焼の原料を製造する製土所(若杉町)を再整備する。地域活性化事業に寄付した企業の税負担を軽減する「企業版ふるさと納税」を初めて活用し、老朽化が進んだ建物を建て替える。花坂陶石は日本遺産「小松の石文化」を構成する資源の一つで、石の文化の発信拠点とする考えだ。

 県九谷窯元工業協同組合(同市)によると、約50年前に建てられた製土所の建物は鉄骨造り平屋建て、広さは約1800平方メートルで、現在、同組合から建物を借りている谷口製土所が粘土を製造している。

 再整備の財源には、小松精練(能美市)からの寄付金を充てる。同組合によると、再整備は3年計画で、九谷焼の製造工程を見学したり、若手作家が活動できる場を設けたりする構想がある。

 企業版ふるさと納税は、企業が応援したい自治体の地域活性化事業に寄付すると、寄付額の約6割分が法人住民税などから引かれる制度。市は9月補正予算案に事業費を計上し、9月に地域再生計画を国に提出する方針である。

 県九谷窯元工業協同組合の宮吉勝茂理事長は「小松の石文化や九谷焼の魅力を伝える施設にしたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:8/31(水) 3:08

北國新聞社