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米国債:下げ幅縮小、モルガンSは来月の利上げ見送りを予測

Bloomberg 8月30日(火)11時32分配信

米国債に強気のモルガン・スタンレーは、米連邦公開市場委員会(FOMC)が利上げを来月見送るとみている。この見方を修正させるような当局者発言は、先週のワイオミング州ジャクソンホールでのシンポジウムでは出なかったという。

30日の米国債は下げ幅を縮小した。モルガン・スタンレーは引き続き米5年債の買いを助言してる。ただ月間ベースでの5年債は昨年10月以降で最悪のパフォーマンスとなるもよう。

26日のシンポジウムでイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、利上げの論拠は「この数カ月で強まった」と発言。金利先物が示唆する9月20ー21日の次回FOMCでの利上げ確率はその日に42%まで上がった。先週初めは24%だった。フィッシャーFRB副議長は30日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、9月2日発表の米雇用統計が鍵を握ると示唆した。同副議長は海外の中銀の決定も米国に影響すると指摘した。

モルガン・スタンレーのストラテジスト、マシュー・ホーンバック、グニート・ディングラ両氏は顧客向けリポートに、「米国債市場に関してわれわれの見方を揺さぶるような発言はジャクソンホールでなかった」とし、「8月の雇用統計は明らかなリスクとなるものの、われわれは引き続き、市場が示唆する9月の利上げ確率は100%ではなく、ゼロになると確信する」と述べた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、5年債利回りは前日比ほぼ変わらずの1.18%。一時は4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 上昇する場面もあった。10年債利回りは1.57%。

ブルームバーグが集計したデータによると、9月利上げの確率を米金利先物市場は現在36%と織り込んでいる。欧州連合(EU)離脱を選択した英国民投票後の6月下旬、同確率はゼロだった。

先週のシンポジウムやそれに先立つ場での米当局者の発言は市場を二分している。米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)もイエレン議長のコメントで特筆すべきことはなかったとする一方、ゴールドマン・サックス・グループと三菱UFJセキュリティーズ・ホールディングスは9月利上げの確率を高めるほどタカ派的な内容だったとの見方を示した。

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最終更新:8月31日(水)6時53分

Bloomberg

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