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ドル・円が1カ月ぶり高値、米利上げ観測で103円前半-米指標見極め

Bloomberg 8月31日(水)10時28分配信

31日の東京外国為替市場では、ドル・円相場が1カ月ぶり高値を更新。米国の利上げが近づいているとの観測を背景にドルの堅調地合いが続き、ドル・円は前日の海外市場に続いて1ドル=103円台に乗せた。

午後3時48分現在のドル・円は前日比0.3%高の103円22銭。海外市場で103円台を付けた後、やや伸び悩んでいたが、午前10時前の仲値公表にかけて103円23銭まで上昇。103円ちょうど前後でしばらくもみ合った後、午後には再び値を切り上げ、一時103円26銭と7月29日以来の高値を塗り替えた。

JPモルガン・チェース銀行の棚瀬順哉為替調査部長は、ここ数日のドル・円の上昇にはドル高と円安両方の側面があり、円買いポジションの巻き戻しによる円安はまだ続く可能性があるという意味で「もう少しアップサイドはあるのではないか」と指摘。もっとも、ジャクソンホールを受けた米利上げ期待によるドル高については徐々に勢いがなくなるとみており、「ここからさらにドル・円の上げが加速していくような展開は予想していない」と話した。

ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.1139ドルと、前日の海外市場で付けた今月12日以来のドル高値(1.1132ドル)付近。一方、クロス円(ドル以外の通貨の対円相場)は上昇し、ユーロ・円相場は一時1ユーロ=115円10銭と7月29日以来のユーロ高・円安水準を付けた。

米利上げ見通し

米金利先物市場動向に基づくブルームバーグの算出によると、9月の米利上げの予想確率は34%、年内利上げの確率は59%となっている。先週初はそれぞれ24%、51%。先週末の26日にはイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が利上げの論拠は「この数カ月で強まった」と発言したことを受け、42%、65%まで上昇していた。

FRBのフィッシャー副議長は30日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、利上げの道筋は今後入ってくるデータ次第だと述べた。また、「雇用は完全雇用に極めて近い」と指摘した。

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最終更新:8月31日(水)15時49分

Bloomberg