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IS、アドナニ幹部の死亡を発表 米が空爆

BBC News 8月31日(水)11時16分配信

過激派組織のいわゆる「イスラム国」(IS)は29日、主要幹部のアブ・モハメド・アドナニ容疑者がシリア北部のアレッポ県で死亡したと発表した。IS系のアマク通信が伝えた。

米国防総省もアレッポ県バーブの近くでアドナニ容疑者を標的に空爆を実施したが、結果は確認中だと発表した。

アドナニ容疑者はISを代表し、西側諸国に単独攻撃を仕掛けるよう呼びかけていたことで知られる。

アマク通信は、容疑者が「アレッポ攻撃への反攻作戦を視察した際に殉死した」と報じた。

アレッポでは数週間前から戦闘が激化している。反政府勢力が政府軍の包囲網を破った一方で、シリア政府とロシアの軍機が反政府勢力の支配地域を空爆している。

米国防総省のピーター・クック報道官は文書で、アドナニ容疑者について「ISIL(ISの別称)の対外作戦計画の中心人物だった」と説明した。「ISIL戦闘員たちの動きを調整し、市民や軍人に対する一匹狼的な攻撃を直接呼びかけ、新しいメンバーを勧誘した」。

報道官はさらに、「空爆結果の確認は終わっていないが、戦場からアドナニを排除すれば、ISILにとってさらなる大打撃になる」と述べた。

アドナニ容疑者は、欧州などでの攻撃計画を主導したとされる。アマク通信は、容疑者殺害の状況については報じていない。

軍事的敗北が続くISは、シリアやイラクの支配地域を後退させつつある。

アドナニ容疑者はIS創設メンバーの1人で、1977年にシリア北部の町バナシュで生まれ、ターハ・ソブヒー・ファラーハと名付けられた。米国は同容疑者の身柄に500万ドル(約5億1500万円)の報奨金を出していた。

アドナニ容疑者の声が最後に確認されたのは、西側諸国への攻撃を呼びかける今年5月公表の録音だった。

米政府関係者によると、アドナニ容疑者は2003年のイラク侵攻後、米国が主導する有志連合の駐留に早い段階で反対した外国人戦闘員の1人だった。

(英語記事 Islamic State: Abu Muhammad al-Adnani 'killed in Aleppo')

(c) BBC News

最終更新:8月31日(水)11時16分

BBC News

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