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【全米オープン】錦織 銅メダル効果で初戦完勝!

東スポWeb 9月1日(木)5時32分配信

【ニューヨーク30日(日本時間31日)発】テニスの4大大会最終戦となる全米オープン第2日、男子シングルス1回戦で世界ランキング7位の錦織圭(26=日清食品)は同96位のベンヤミン・ベッカー(35=ドイツ)に6―1、6―1、3―6、6―3で勝ち、2年ぶりに2回戦に進出した。試合中盤に反撃を許して危ない場面もあったが、終わってみれば完勝。日本に96年ぶりのメダルをもたらしたリオデジャネイロ五輪の銅メダルの効果で、悲願のグランドスラム初制覇に向けて好発進した。

 最後はメダリストの意地だった。5―3で迎えた第4セット第9ゲーム、40―0からのサービスはベッカーの反応すら許さない文句なしのエース。真夏の太陽に照らされた錦織は軽くガッツポーズを作り、スタンドのファンに手を振った。

 試合後のインタビューで「全米オープンには素晴らしい思い出がある。ここに帰って来られてうれしい」と感慨にふけった。2年前は世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(29=セルビア)を準決勝で破ってグランドスラム初の決勝進出。だが昨年はまさかの1回戦敗退。口には出さなかったリベンジの思いも錦織の胸の内にはあった。

 立ち上がりは完璧だった。第1セット第1ゲームからベッカーのサーブにプレッシャーをかけてブレークに成功。これで主導権を握ると、第5ゲームはラブゲームで、第7ゲームはデュースの接戦をものにしてセットを奪った。第2セットも圧倒し、2つのブレークで2セットを連取。ここまでかかった時間はわずか49分だった。

 第3セットに入るとベッカーがストローク戦に対応し、ミスが目立ち始めた錦織は第8ゲームで初めてブレークを許す展開。このセットを落とし、第4セットも第3ゲームで先にブレークされて焦りの色も見えた。

 だが続く第4ゲーム、ベッカーが2連続ダブルフォールトでデュースにもつれ込み、最後もダブルフォールトであっさりブレークバックに成功。「彼がくれたゲーム」(錦織)で息を吹き返し、第8ゲームのブレークで勝利を決定づけた。

 相手のベッカーは2006年全米オープン3回戦でアンドレ・アガシを破り「アガシ現役最後の対戦相手」として知られる実力者。だが錦織は「相手は35歳。最後に(運動量が)落ちる場面を想定していた」と冷静に分析していた。もともと戦術眼にたけている錦織だが、リオ五輪の経験が錦織を一回り大きくしたのは間違いない。

 国を背負ってプレーした五輪は「ガチガチに緊張してしまう自分がいた」という戦いの連続。準決勝でアンディ・マリー(29=英国)に完敗したものの、3位決定戦でラファエル・ナダル(30=スペイン)を破って日本に96年ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得したことは何よりも大きな財産となった。

 直後のマスターズ大会、ウエスタン&サザン・オープンでは疲労蓄積で3回戦敗退を喫したが「おかげで10日間も空いて疲れもとれた」。この日の戦いの前には選手ラウンジで日本人美容師に散髪してもらって気分一新。銅メダルからの流れは確実にいい方向に向かっている。

 第1、第2セットをともに30分以下で奪ったことで体力の消耗は最小限に抑えられた。2回戦の相手は予選から勝ち上がってきた同95位のカレン・ハチャノフ(20=ロシア)に決定。198センチの長身選手だが、一回り成長した錦織にとって怖い相手ではないはずだ。

最終更新:9月1日(木)5時32分

東スポWeb

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