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ANA、成田-プノンペン就航 初のカンボジア直行便

Aviation Wire 9月1日(木)20時15分配信

 全日本空輸(ANA/NH)は9月1日、成田-プノンペン線を開設した。日本とカンボジアを結ぶ初の定期直行便で、1日1往復運航する。

 プノンペン行きNH817便は成田を午前10時50分に出発し、プノンペンには午後3時10分に到着。成田行きNH818便はプノンペンを午後10時50分に出発して、成田には翌日午前6時45分に到着する。

 機材はボーイング787-8型機の中距離国際線仕様機で、座席数は240席(ビジネス42席、エコノミー198席)。プノンペン就航により、ANAの国際線ネットワークは41都市61路線に拡大した。

 ANAの内薗幸一副社長は、「カンボジアは高い水準で経済成長している。日本とカンボジアの友好条約発効から今年で60周年を迎え、ビジネス需要やアンコールワットなどへの観光需要の拡大に期待したい」と述べた。

 日本カンボジア友好議員連盟の衆議院議員・小渕優子事務局長(群馬5区)は、「両国の往来は5年間で7万人近く増え、日本からの進出企業も3倍になった。連盟では航空行政の承認に向け後押しをしてきた。直行便を通じた両国の協力・友好関係も後押ししたい」と語った。

 チア・キムター駐日カンボジア大使は「2020年までに30万人の日本人観光客を迎えたい。より多くの日本の投資家や日系企業に関心を持ってもらいたい。直行便就航で、両国の理解は深まるだろう」と期待を寄せた。

 プノンペン行き初便(787-8、登録番号JA834A)の乗客数は223人で、成田を午前11時に出発してプノンペンには午後3時11分に到着した。

 出発前には、成田市のキャラクター「うなりくん」やカンボジアの人気マスコット「アンコール・ワッティー」が、ANAグループの女性社員によるチアリーディングチーム「SUPER FLYERS(スーパーフライヤーズ)」らとダンスパフォーマンスを披露した。

 内薗副社長は、「ビジネスと観光トータルで7割くらいのロードファクター(座席利用率)を目指したい。プノンペンはビジネス需要が強いが、シェムリアップへの乗り継ぎが便利。現地の航空会社と連携して利便性を向上させたい」と抱負を語った。また、他のアジア路線と同様に、成田で北米との接続需要の取り込みも図っていく。

 一方、プノンペン線にも投入している787で、このところトラブルが続いている点について、内薗副社長は「大変ご心配、ご迷惑をお掛けして申し訳ない。メーカーの基準よりも安全性のバッファーを見て、整備点検や部品交換をしていく。安全性に万全を期していきたい」と述べた。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:9月1日(木)20時15分

Aviation Wire