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ハイテク駆使し反射炉の価値紹介 ガイダンスセンター内覧会

伊豆新聞 9月1日(木)14時30分配信

 伊豆の国市の世界文化遺産・韮山反射炉で12月にオープンを予定しているガイダンスセンターの建築工事が完了し、31日に報道関係者向けの内覧会があった。最新のCG技術を駆使し、反射炉が日本の近代化に与えた影響や築造した韮山代官・江川英龍(坦庵)の功績などをダイナミックに紹介する。小野登志子市長は「工業立国の先駆けとなった反射炉の歴史的価値について、美しい映像を通じて広く知ってほしい」と期待を寄せている。

 施設は平屋建て延べ約510平方メートルで、総事業費は3億2800万円。展示室では反射炉の歴史や仕組みなどを立体CGで紹介する約8分のムービーを5×9メートルの大型スクリーンに映し、世界遺産に登録された真の価値を視覚的に理解してもらう。幕末の動きや製鉄の技術史、坦庵の生涯などに関するパネル展示も用意し、鋳物やレンガ積みなど反射炉にちなんだ体験コーナーも検討している。

 施設の周辺には芝生広場を整備し、来場者はガイダンスセンターで反射炉の歴史について学んでから本体を見学する。裏側の遊歩道から富士山と反射炉を一望できる展望デッキへのルートを広くPRし、ガイダンスセンターを起点に滞在時間を延ばす狙いもある。

 12月11日に竣工式を予定。市はオープンに合わせて観覧料の改定を計画し、来年4月に一般個人を300円から500円に引き上げる内容の条例改正案を市議会9月定例会に提出する。小野市長は「ガイダンスセンターは値上げに見合った充実の内容だと思っている。大きな期待に驚きで応えられるという自信を持ってオープンを迎えたい」と話した。

最終更新:9月1日(木)14時30分

伊豆新聞