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『セッション』監督の新作ミュージカルに称賛!ベネチア映画祭開幕!【第73回ベネチア国際映画祭】

シネマトゥデイ 9月1日(木)10時45分配信

 第73回ベネチア国際映画祭が現地時間8月31日、昨年話題となった『セッション』のデイミアン・チャゼル監督による新作『ラ・ラ・ランド(原題) / La La Land』の上映をもって開幕。主演女優のエマ・ストーンとともに同映画祭に参加したチャゼル監督は、観客たちから惜しみない称賛を浴びた。

【写真】おなかチラ見せのエマ!2年前のベネチアで

 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『スポットライト 世紀のスクープ』と同映画祭に出品された作品が2年連続でアカデミー賞作品賞に輝いたこともあり、本年度のオープニング作品に決定されるや、注目の的となっていた本作。ロサンゼルスを舞台に、才能あふれるジャズピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)とカフェで働きながら女優を目指すミア(エマ)の恋と夢に揺れる姿をミュージカル仕立てに映し出す。

 一流のジャズドラマーを目指す青年と鬼教師を描いた『セッション』でサンダンス映画祭の審査員賞と観客賞を受賞し、アカデミー賞にもノミネートされたチャゼル監督。新作では音楽への情熱はもちろんのこと、映画愛がここぞとばかりに爆発している。同日に行われた会見でチャゼル監督は開口一番、ずっと作りたいと思っていた本作で、「夢の舞台だったベネチア映画祭に参加できて光栄です」と感慨深げな様子。

 そして今回、ミュージカルに挑戦した理由について「現代にはもっとロマンスや希望が必要だと思った」とチャゼル監督が語れば、エマは「この映画は皮肉を描いたものじゃないわ。夢見ることや希望を持つこと、そしてそれを達成するために一生懸命取り組むことについて物語っている」と説明。夢を追うものが集うロサンゼルスが舞台というのも、本作の重要な要素となっているが、「ロサンゼルスの“あるある”を考えて、交通渋滞やひどいパーティーに、セレブ文化、そしてその浅はかさみたいなものをおかしく表現しようとして、そういった表面的なものの下にはどんな美しいものがあるのかということについて考えた。街には、どこか詩的な感じもあって。それは、非現実的な夢を持つ(ロサンゼルスの)人々によって醸し出されているのだろうって思った」とそのインスピレーションについて触れた。

 また、31歳という若さにして映画界の期待を背負っているチャゼル監督とタッグを組んだことについて、エマは「彼は明確なビジョンをもっていて、それを見失わない人。それにとても協力的」と太鼓判を押したかと思いきや、「冗談よ。彼はゴミね!」と小悪魔な笑顔でジョークを飛ばし、会場の笑いを誘う一幕もあった。本作はコンペティション部門でどのような結果になるのか、そしてアカデミー賞もにぎわせそうな一作に期待は高まるばかりだ。(編集部・石神恵美子)

第73回ベネチア国際映画祭は現地時間9月10日まで開催

最終更新:9月1日(木)10時45分

シネマトゥデイ

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