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【W杯アジア最終予選】中沢がセットプレーで点を奪う極意を提言

東スポWeb 9月1日(木)14時1分配信

 ボンバーヘッドが緊急提言だ。ロシアW杯アジア最終予選UAE戦(1日、埼玉)に臨む日本代表の課題といえば、CKやFKなどセットプレーからの得点力不足。深刻な問題となっており、バヒド・ハリルホジッチ監督(64)も頭を痛めている。そこで、DF最多の国際Aマッチ17得点を挙げた“ボンバーヘッド”こと元日本代表主将のDF中沢佑二(38=横浜M)がセットプレーからゴールを取るための“極意”を伝授した。

 いよいよロシアW杯に向けた最後の戦いが始まる。来年の9月まで全10試合。1年をかけて6大会連続W杯出場への道を歩くが、懸念されるのは得点率の低いセットプレーだ。ハリルホジッチ監督も「(統計的に)得点の35%がFKからと言われているが、日本はまったく取れない」と嘆く。

 特にW杯アジア予選で日本を相手にする国々は自陣ゴール前を固める守備的な戦い方で臨んでくるため、持ち味のカウンターでゴールを奪うのは至難の業。確実にゴール前へボールを送れるセットプレーが有効となるわけだが、日本代表はかねて苦手としており、予選突破へのポイントになっている。

 セットプレーからのヘディング弾で日本を勝利に導いてきた中沢は「セットプレーで点を取る重要さを当時のメンバーは認識していた。シビアなゲームになればなるほど、より大事になってくるのはわかっていた」と振り返る。もちろん現在の代表も認識は同じだろうが、指揮官の指導にもかかわらず、なかなか得点が生まれていないのが現状だ。

 そうしたなか、中沢が重要視するのはチーム内の活発な意見交換だ。「セットプレーで点を取れないのは、キッカーと中の選手が『こういうボールがほしい』とか『ここに蹴ってほしい』とかがうまくかみ合ってないのかもしれない。選手間のコミュニケーション不足? あるんじゃないですか」と改善点を挙げた。

 自身の経験談として「ヤット(元日本代表MF遠藤保仁=36、G大阪)なんかとも『ここらへんに蹴れば誰が競る』とか『ここに蹴ってくれ』とかはよく話をしていた」。身長187センチの中沢をフリーにするため、敵陣ゴール前で他のイレブンと連動した動きで敵をあざむくなど、工夫を凝らしていたという。

 さらに求めるのは、中沢と同時期に10番を背負ったMF中村俊輔(38=横浜M)や遠藤のように正確なキックでボールを供給できる選手の存在だ。「俺らのときもそんなに点を取っていたわけではないけど、いいキッカーがいた」。特に俊輔と中沢のホットラインは貴重な得点源だった。

 現在の代表でも、FW本田圭佑(30=ACミラン)やMF香川真司(27=ドルトムント)のキック精度と、合わせる選手たちの呼吸が欠かせないわけだ。経験豊富な先輩からのアドバイスを参考にして、ハリルジャパンはロシア切符をつかむことができるか。

最終更新:9月1日(木)14時15分

東スポWeb