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田口良一 日本人対決制しV4“番長”宮崎を圧倒!内山との「大みそか競演」励み

デイリースポーツ 9月1日(木)6時2分配信

 「ボクシング・WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ」(31日、大田区総合体育館)

 WBAのダブル世界戦が行われ、ライトフライ級王者の田口良一(29)=ワタナベ=は同級1位で元WBAミニマム級王者の宮崎亮(28)=井岡=に3-0で判定勝ちし、4度目の防衛に成功した。

 リング上の「番長」は田口の方だった。序盤からプレッシャーをかけ、足を使い、左右のボディー、フック、アッパーと多彩なパンチを浴びせた。最後まで握ったペースを放さない圧勝だった。

 大きなプレッシャーを乗り越えた。セミファイナルで、先輩の河野がベルトを失い、ジムの王者は自分一人となってしまった。「ああ~と思った。負けたらまずいな、と。でも、リングに上がるときは自分は自分と切り替えた」と言う。

 「思った以上にやりやすかった」と、ジャブで下がらせ、3回にはお株を奪うノーガードを見せて挑発する場面も。「相手にプレッシャーをかける気持ちだった」と貫禄十分だった。

 初防衛戦から4連続KOなら、西岡利晃、先輩の内山高志に並ぶ日本記録で「終盤は狙っていたけど、宮崎選手のパンチが最後まで生きていたので勝利を優先させた」と、熱さの中に冷静さを失わなかった。

 日本人との対戦は13年8月、現WBO世界スーパーフライ級王者の井上尚弥(大橋)以来3年ぶり。試合前は思い切り挑発されたが「盛り上げようとしているのは分かっていた。性格が悪い人じゃない。自分がそういうタイプでないだけ」と苦笑いした。

 世界王者が1人となり、渡辺均会長は「寂しいけど、田口は成長している。まだまだ伸びる」と、ジムを引っ張る存在と期待する。それでも、田口は「内山さんが帰って来ると思っているので、引っ張っていくのはお任せします」と、大みそかの競演に思いをはせた。

最終更新:9月1日(木)7時28分

デイリースポーツ