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沖縄県産塩、台湾販売増へ 青い海、地元企業とPB

琉球新報 9月1日(木)12時5分配信

 塩製造メーカーの青い海(糸満市、又吉元栄社長)は、台湾国内での県産塩の販売を強化する。台湾の食品輸入代理店・達正食品(湯正介社長)と協業し、青い海の製品「シママース」を達正のプライベートブランド(PB)で10月にも発売する。青い海の県産塩はこれまで大手百貨店など富裕層向けの販売が中心だったが、現地のニーズに合わせて内容量を調整し、達正の販売網を生かして市中のスーパーマーケットに販路を広げる。


 将来的には台湾での県産塩の販売を2015年度比50%多い30トン程度まで高めたい考え。青い海はこれまで台湾ではシママースを自社ブランドで1キロ単位で販売していた。ただ価格が約130台湾ドル(約390円)と現地産の塩の9~10倍になり、割高感が際立っていた。

 達正は青い海から輸入した県産塩を台湾内で300グラム単位に小分けして販売する。内容量を減らすことで塩の単価は下げずに1袋当たりの販売価格を約50台湾ドル(約150円)程度に引き下げる。外食文化が根強く、まとまった量の塩需要が少ない台湾の消費者ニーズにも合わせる。

 パッケージは台湾国内法にのっとった成分表示を除いて日本語の表記やデザインを維持し、台湾で評価が高い“日本産”を前面に打ち出す。

 達正はPBの県産塩を10月以降、取引のある台湾国内のスーパー約200店舗で順次販売する。青い海はPB販売により、16年度の県産塩販売量を前年度比25%多い25トン程度を見込む。

 青い海は台湾に先立ち14年から香港でPB販売を始めており、開始前の2倍程度に販売量が伸びた。青い海の桑江憲之県内・海外担当リーダーは「沖縄を訪れる台湾人観光客が増え、沖縄の海の美しさは現地で定着している。ミネラル豊富な県産塩を口に運んでもらえれば、良さが分かると思う」と強調。「香港よりも市場規模が格段に大きい台湾で中流層に販売の裾野を広げ、海外展開を強化したい」と意気込みを語った。

琉球新報社

最終更新:9月1日(木)12時5分

琉球新報